AQUA MIXTの水本寛子です。
「その人のありのままを受け入れる~スピリチュアルの光と影」の続きです。
1年の太陽のサイクルは、朔旦冬至、正月と新しい始まりを迎えました。
そしてさらに、もうすぐ節分、旧正月(太陰暦の新年)、春分と新しい年が徐々に開いていきます。
2014年最後の新月は、冬至と重なる「朔旦冬至」でした。
月の再生と、太陽の再生のリズムが19年周期で重なる、スタートの日という特別な冬至&新月。
あれからもう、1ヶ月近く経つのですね。
その時に19年を振り返って書いたメルマガの内容を、加筆修正して転載します。
天体が新しいスタートのエネルギーに満ちているこの時期、私がレッスンやセッションで関わらせていただいている方たちは、人生の新しい章が始まる方が多いですね。
そう、その章はまさに「スピリチュアルな道」をしっかりと歩み始める人生のストーリー。
自分らしさ、ありのままを受け入れ、誰の真似でもなく、世間の価値観に惑わされることなく、自分の道を進む生き方です。
19年の周期が閉じる「朔旦冬至」に、19年前の自分はどうだったか考えてみました。
ちょうどバブル崩壊後、数年経った時期ですね。
10代までは当たり前に感じていた見えない世界とのつながりを忘れてしまい、世間が求める・評価する姿を身につけようと必死だった頃です。
バブル崩壊の影響を受けて父に多大な借金がありまして、金銭的な心配事をいつも家族が抱えている状態でした。
自分らしさを急速に見失い、周りから求められることに合わせるのに必死で、充実感や幸せを感じにくくなっていたように思います。
それからの19年間。
物質主義の社会に押しつぶされそうになりながら、必死にもがいてでも適応出来なくて・・・
サラリーマンにいかに向いていないかを痛感し。
多くのアースエンジェルは、一般的な会社勤めは向かないようです。
人生で最悪と思える鬱の期間を何年も過ごし、自分の生き方を模索していくうちにスピリチュアルな手法が私の人生を好転させていった。
そこからは、いかに「頑張ることを手放すか」
天使の導きは、頑張らずに委ねることを教えてくれて、今に至ります。
天使のことを本業にするためにしてきたことは、「自由意志」の学び。
「天使が尊重する自由意志」の力を使うために、決めること、勇気を持つこと、この二つでした。
自分の人生の、大きな影の部分と光の部分を感じる19年間でしたね。
でもそれがあるから、今の私は「光」を照らす仕事が出来るんだと実感します。
私の20代は、辛い思い出がたくさんあります。
父の借金で、家族関係は悪化。
将来を誓った人にお別れした私は、それから恋愛に全く前向きになれず。
求められて付き合った人とひどい共依存の関係となり…2度の中絶。
一方仕事でキャリアを積むことに頑張るも、自分を追い込みすぎて鬱になる。
運命を感じた人と出会うが、既婚者で結ばれようがない。
…
鬱による2度の休職を経て、スピリチュアルな手法に出逢いました。
しかし、20代の頃に起きたこれらのこと全て、封印したいと思うほどの経験でした。
これらを語れるようになったのは、ずーっと後になってからです。
少なくともフリーランスの企業研修講師をしていた時は、キャリアの部分をアピールしてましたから隠すのが必然になり。
しかしそれはありのままの私ではないこと、講師として登壇することはある意味演じなければならないこと、演じることも講師スキルの一つとして求められることに違和感がありました。
講師としての経験を積み評価もどんどん上がっていく中で、逆に私はもう続けられない…と思うことが増えていきました。
エンジェル・セラピスト(R)として自分の過去を乗り越えてきた過程が人に役立つことを知ることができて、今ではそのことに気づかせてくれたセッションを受けに来てくださった皆さんに感謝の気持ちが絶えません。
今までの辛い経験が、共有することで誰かのためになる。
セラピストにならせていただいた、という感覚が強いです。
そんな中で、研修講師業も自分らしくできるやりたい仕事の依頼だけ、請けるようになりました。
今年は「ありのまま」という言葉を聞く機会が多かったですが、ありのままの自分を認めている人はどれだけいるでしょうか。
ありのまま、自分らしく。
なんだかキラキラと素敵な響きですが、その中には見たくない自分の醜い部分、エゴの部分も引っくるめて隠すことなく、と言うことです。
そして。
自分のとても醜いと思っていた部分をさらけ出すと…
他人からはそれが「魅力」「可愛らしい」などと思われたりするのです。
あの頃のひどい状態だった自分を隠して頑張っていた時よりも、隠さずにいるありのままの自分の方が、人から慕われ好かれるようになったと実感します。
セラピストとしても、信頼され応援されるようになったと思うのです。
いかに自分が凄いかをアピールするより、ありのままの自分を表現することの大切さ。
暗闇の時代を経て、その時代を受け入れられない葛藤から、受け入れる過程で気づかせてもらいました。
ありのままの自分でいられれば、自然と宇宙や天使が神聖な役割に導いてくれるものなのです。
エンジェル・パーティーでもお話ししましたが、セラピストになろうと思っていたわけではないのです。
スピリチュアルティーチャーになろうとも思っていません。
なろうとするのではなく、呼ばれるようになる。
その鍵は自分の影の部分もありのまま受け入れることだったのです。