こんにちは
寛子です。
陽の光も、ますます春めいてきましたね![]()
光
を感じながら・・・お出かけにもいい季節となりました。
今回は、私の大好きなイベントの案内をさせていただきます。
真っ暗な光のない世界だったら、あなたはどんな風に過ごしますか![]()
多くの人は、視覚に大きく頼りながら生きています。もし、視覚を失ったとしたら・・・
まっくらな中で、五感を研ぎ澄ます。
森を感じ、水の音を聴き、仲間と進む。
まっくらやみのエンターテイメント、ダイアログ・イン・ザ・ダーク
私が初めてこの不思議な体験型イベントを知ったのは、もうかれこれ6年前のことです。
知り合いが興奮気味に
「暗闇にバーがあって、お酒を飲んだりするの
」
と話していたことがきっかけで、興味を持っていた矢先、別の知り合いからのお誘いで、行くことになりました![]()
(ということで、6年前の体験談から始まります)
一般的に、人間は外部情報の9割を視覚情報(目)から得る と言われています。
けれども、視覚情報に頼れない全盲の方たちはどうでしょう。
驚くべき視覚以外の感覚で、日常生活をしています。
このダイアログ・イン・ザ・ダークでは、
光のない世界を、全盲のガイドと一緒にグループで行動し、様々な日常にある体験をしていくのです。
視覚から解き放たれた世界・・・それは実は、心の眼で物事を見る貴重な体験になるかもしれません。
初めて私がこの体験をした時の印象的だったこと。
参加は予約制で、時間ごとにグループになります。
その時は家族連れやサラリーマンなど、年代もばらばらで8人ほどのグループになりました。
暗闇の世界は何があるか見えませんが、みんなで冒険気分で進みます。
地面が土で柔らかかったり、草や木がが生えているところもあります。
最初に来た少し広めの空間では、自由に散策をさせてもらいました。
傾向としては、大人よりも子供の方が、暗闇を抵抗なく受け入れて自由に動き回っているようでしたね![]()
そして私はというと・・・やはり子供並みに好奇心旺盛に動き回っていました![]()
(サードアイのおかげか?)
一緒に来ていた友人にも
「寛子ちゃんは、さすがだね・・・気付くとそばにいないもの。」
と苦笑される始末。
少しすると、ガイドさんが不思議なことを言うんです。
「この先に進むのですが、橋があります。橋の向こうには、水場があります。
どの方向にあるか検討をつけて、見付けて見てください
」
暗闇の中で小さな橋を渡る。
足下には段差もありますので、前後の人に声をかけたり、支えたり触れたりします。
光のある世界よりも、人と人との距離が近く感じる瞬間です。
そして、ガイドさんが言ったことが気になりました。
(水場がどの方向にあるか、検討をつけて・・・?)
水の匂い?水の流れる音?それとも、それ以外の感覚で??
あちこち手探りで、探し回ってみました。
結局、水場は水が流れていなかったので音では分からず・・・
よし、匂いで探してみよう!と思った矢先に、グループの子供が声を上げました。
「ここに水があるよ
」
声がする方向へ行くのは、難しくありませんでした。
その子供に手を取ってもらい、大きなくぼみのある石らしいものに貯まっている、水に触れました。
(Waterって言葉を覚えた、ヘレン・ケラーの気分?)
ガイドさんが言ったことって・・・(水場がどの方向にあるか、検討をつけて・・・?)とは、
もしかして、視覚に頼れない全盲の人たちは、五感の視覚以外の感覚を研ぎ澄ませているだけでなく、
第六感もとても発達しているのでは![]()
そんなことを思うのでした。
よく少年漫画に「心の目で見よ」なんてありますが、
あれも戦いの最中に眼を閉じたり、極端な場合は目をつぶしてしまったり・・・
真実は、視覚を超えたところにある?
五感を超えた感覚に、ますます興味を持ったきっかけの一つです。
さて、このイベントはシーズンによって内容が変わるのも面白いところの一つです。
現在は、2011/2/16-3/14期間限定の Winter Versionを開催中のようですね。
初めて行ったその時は、なんと「電車のホーム」が再現されていました。
友人の言うように暗闇のバーもありましたよ!
これはいつでも開催中ですので、暗闇で乾杯体験も出来ます。
光のない世界で感じられて、そして気付くことは、予想以上にとても多いです。
去年は潤治も誘って、行ってきました。
心の目で見よ・・・私の体験談は、次回に続きますね。


