こんにちは、ジブリ映画「風の谷のナウシカ」 に出てくるキツネリスの臆病さに共感している潤治です。怖いと噛みつきたくなりますね…。ナウシカの肩にいるように、安心な世界の住人でいたいです。
さて、“彼が恋愛する理由” シリーズの第5回です。
(第1話はこちら…)
僕たちが生まれてくる時、魂が望む人生を活かすために天使が守護につきます。
魂が今世(地上生活)で、あらかじめ望んでいた人生を生きるように、働きかけてくれるのが彼ら(彼女ら)の役目です。
僕たちが意図を持つことで、それに沿った守護をするにふさわしい天使もやってきます。
豊かになりたいと意図すれば、その天使(アバンダンスエンジェル)が、恋愛したいと意図すれば、その天使(ロマンスエンジェル)が、僕たちの人生に働きかけてくれます。
今回、主人公の純一は、心から恋愛をして、人生を共にできるパートナーを探しています。
出逢いのために、合コンに参加していた純一ですが、多くの合コンを通じてそのお店ごとで、出合う料理にワクワクしていたことに気づきます。
自分が本当に好きなことは何だろう?
いったい何に僕は出逢い(出合い)たいのだろう?
…というシンプルな問いを自分にするのでした。
この間、合コンで香澄に出会って以来、
自分がいかに料理が好きで、作るのが好きなのかに純一は気づいた。
実際、この間の合コンは、香澄に自分がいかに料理が好きかを伝える場になった。
純一にとっても、何か忘れていたものを思い出し始めていた。
それ以来、オラクルカードを引いて見る機会が増えた。
よく出るカードは…
『Ask for What You Want』 何がしたいか、訊ねて
『Trust Your Intuition』 あなたの直感を信頼して
『Be Honest with yourself』 自分自身に正直になって
だった。
またぁ?もういい加減にしてくれよ。
同じようなカードばかり出るんだな、このオラクルカード。
これらが本当に僕へのメッセージだとしたら、どういうメッセージなんだろう?
自分の身の回りに起こる事象から、メッセージを受け取ろうとする純一だが、
しかしながら、心の中は騒がしく、不安が頭をもたげることもしばしばだった。
僕にいったいどうしろというんだよ。
合コンに行くより、料理を作っているほうが素敵な女性に出会えるってことなのか?
出会える機会なんて、合コンをしている時よりもずっと減っているじゃないか…。
僕の人生には、「素敵な女性に出会う」 というオプションがないのかもしれない。
もちろん、同じようなカードを純一に見せるのは、
ロマンスエンジェルの働きかけだった。
純一が、自分自身のハートに問いかけるのをサポートしていた。
素敵な女性に出会いたいという純一の一見、望みに思えるようなことが、
純一の人生をどう生きたいかというハートの声をかき消すことがあったからだ。
どう生きたいかというハートの声に従ったとき、出逢いは用意される。
どう生きたいかを決めない者同士が、学びのためとはいえ、
お互いがお互いの人生を応援する前に、批評・批判をし、傷つけ合うこともある。
今回の純一は、違う学びのために出逢いが用意されていた。
どうか、純一がその学びを選択しますように…
今回の一連のロマンスエンジェルの働きかけが、
少しずつだが、純一の望む人生を実現させていった。
それから、純一は、自分が興味のある飲食店があれば、
そのレシピを勉強しようと出かけるようになった。
合コンの誘いを断ることも増え、じっくりと料理を楽しんだり、
そのお店のオーナーと話すような機会も次第に増えていった。
そのお店をどうして立ち上げたのか?
そのお店で何を実現させたいのか?
そんなことをオーナーに質問すると、彼らは情熱交じりで応えてくれた。
オーナーたちの思いに触れるたびに、純一自身の心は熱くなるのだった。
自分が本当に好きなことは何だろう?
料理を通じて人を笑顔にすること
気持ちを込めて、料理をすること
いつの間にか、純一は、自分への問いに答えられるようになっていた。
そんな自分の変化に自分自身、不思議な気持ちだった。
あんなに素敵な女性と出会いたいという気持ちもいつの間にかなくなっていた。
本当に望んでいたのは、こんな自分になること、
こんな自分に出逢うことだったのかもしれない。
純一は静かに自分自身のハートの声を聴いていた。
温かいものが流れているのが解った。
何かが始まりそうな、そんな気持ちもしていた。
アバンダンスエンジェルの働きかけは、さらに続くのでした。
そろそろ、彼女との再会を楽しんでもらおうかしら…。
(続く)