向かい風は飛び立つために

おはようございます、潤治です曇りFS196.jpg
昨日、小劇場で舞台を観てきました。
(『Snowball Earth Cプログラム』 公式ブログ
小劇場の舞台は、硬い椅子でいつもお尻が痛くなります…。
限界ギリギリの中、演者に集中できないのが、通常なのですが、今回はとても集中して観ることができました。ストーリーもそうですが、何より役者の“熱”が素晴らしかったです。真剣にズッコケ、笑い、泣き、声を張りあげる姿は、とても素晴らしく刺激になりました。
100人くらいの小劇場、チケットは1人 4,000円 ほど…。
演者、スタッフの人数と場所代を計算したりしては、役者のもとにやってくる収入がどれくらいなのかを考えていました。稽古もあって、拘束時間もあるでしょうし、その間、違う仕事をしている人は仕事を休むだろうし、舞台がすべて終わった後に、手にするお金はそう多くはないのではないか…と感じました。
せっかく頑張っているのに、お金にならない…
傍から見える景色とは、違う景色をその中にいる人たちは感じているんだろうと思います。


20代の頃、スーパーマーケットに勤めている時…
仕事そのものは、好きでした。
人と触れ合うこと、人の“食”にたずさわれること、野菜・果物に囲まれること…
好きな瞬間はあるけど、仕事を愛していたと言い切ることはできませんでした。
いつか、辞めたい…といつも考えていました。
尊敬する上司や先輩は次々にやめていき、モチベーションは下がっていきました。
自分自身が仕事が好きで続けていたのではなく、好きな人たちに囲まれていたことで、その仕事を続けていたことに気づきます。
それに気づくと、まるで自分が知らない土地に来たときのような、違和感を覚えました。
「俺、ここで何やっているんだろう…」
誰かに訊きたかったけど、訊く相手もいない…。
家に戻ると当時の奥さんが、
「潤治、我慢しないで、好きなことやりなよ。潤治の人生じゃん。」
と、言ってくれました。
よし、船出しよう!人生は1度しかないから、思ったことをしてみよう!と静かに決断したのでした。夜のうちに船出するように、とてもゆっくりと静かに…。
会社を辞めようと思っている趣旨を同僚や店長、人事部に伝えました。
そうすると、皆、口をそろえて言うのが…
「何も今じゃなくてもいいんじゃないの?」
「せっかく、チーフになって前途洋々じゃないの、何も今辞めなくても、もう少し考えたらどう?」
“それもそうだなぁ…、今でなくてもいいよなぁ…、
ボーナスが出てから辞めてもいいよなぁ…、ゆっくり考えてみようかなぁ…”
“いやいや、辞めるのに、今とか、先とか関係はない!
思ったときが、辞め時!だ!”
心の中でボケとツッコミがいるようにひとりで対話し、ひとしきり時間を過ごし、出した決断は、「できるだけ早く辞めよう」 でした。
僕のこの決断に、反対する人は多かったです。
“せっかく、新店のチーフなのに…”
“あと少しで本部に配属されるかもしれないのに…”
「もう、お前ら、妖怪『ノニィ』かぁ!」 ってくらい、ノニィ、ノニィ、ノニィィ~と言ってくれました。
※【妖怪 ノニィ: 潤治の想像上の生き物】
辞める時も、さまざまな向かい風がありましたが、辞めた後も向かい風は吹き続けました。でも、それは自分が人生を歩んでいく時に、必要な応援だったんだと、今では感じます。
ヨットが向かい風の中、目的地へ進んでいくように
鳥が巣立つ時に、向かい風を選ぶように
僕たちを試すかのように吹く向かい風は天からの応援なんですね。
反対してくれる人たち
自分のもとからいなくなってしまう人たち
批判、批評してくれる人たち
どうにもならない状況
恨めしく思いたくなる状況
神さまからのプレゼントかもしれません。


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