売り場に出たときのことイメージしている?

潤治の徒然草

おはようございます、潤治です晴れPC190102.jpg
週末は、AQUA MIXT にランチを食べに来られる方が多かったです。
ランチを楽しんでもらえることも僕たちの喜びのひとつです。
――― 買出しは、スポーツバックでしています。
歩いて15分ほどの永山駅にて買い物をするので、帰りはバスを使用します。
童顔にラフな格好、そしてスポーツバック…、しかも学生たちの学校へ行く時間帯…。
似て非なるもの…とひとりで思っていました。
スポーツバックの中身が、この時期ありえない価格だった数株の100円国産ブロッコリーだとは誰も思うまい…と。これから学校ですぅ…みたいな子達にまぎれて、ココにダウトあり…と。
僕は20代のころ、スーパーマーケットの青果部門で働いていたことがあります。
朝から晩まで、休みもあってないような…。
仕事を休んでいても、お店はやっていますから、休日でも上司から電話はかかってくるし、部下からも電話はかかってくるし…で、シフトで休む職業には今後就きたくない…と思ったものです。

その時の上司がよく僕に教えてくれたのは、
「段取りがすべてだよ」ということです。

青果業なので、売り場にキャベツやらレタスやら、品薄になると補充しにいきます。
それをひとりでやっていると忙しいお店だと冬でも汗だくになります。
レタス、キャベツ、人参、大根、ピーマン…など、売り場へ運搬用の台車で運んで、商品補充をします。
バックルームから売り場へ出てから、「あっ、オオバ忘れた!」 とか 「豆苗忘れた!」 と二度手間をすることもたびたびです。ビシッと一発で品だしが終えることはありません。
青果売り場で品だしをしている人たちを見つけて、その品だしっぷりを観てみてください…。
その頃の僕は…。

バックルームの冷蔵庫から、適当に運搬用の台車に野菜の入ったダンボールやらコンテナを載せていると上司が…
「水本、カート(運搬用台車の名前)に考えて載せているの?」
「えッ、品薄の商品を載せているんですけど…」
「売り場に出たときのことをイメージしているのか? どういう順番で売り場の商品補充をするかをイメージできていたら、積む順番もそのイメージにあわせるだろう? いちいち、売り場で箱を積み替えたりしていると補充に時間がかかるだろう? 行動する前にイメージしろよ。」
「はい…」 細かいこと言うなぁ…と心の中で思っていると畳み掛けるようにその上司が言います。
「品だしのスピードはパートさんだろうとお前だろうと変わらないんだよ。でもな、売り場に出たときのことをイメージしているかとか、品だししながらも次になにをしようと考えているかとか…、そういうところで全体的な速さが変わってくるんだよ。今のお前の品だしだといつまでも、定刻を過ぎても、帰れないよ。」

たかが、キャベツを売り場に出すだけの話を熱く語る上司に教えられることは多かったです。
その上司はよく昼休みになると料理を振舞ってくれたりしました。
その手際の良さを大胆さがとても当時の僕に影響を与えました…。
今の僕の料理の段取りのベースになっているかもしれません。
料理は段取りと感じています。
買ってきた食材が、無駄にならずに段取りよく美味しい料理になった時…
その幸福感は計り知れません…。
冷蔵庫の中が整理され、食材たちが順番に巣立っていく様にひとりで至福状態です。
主夫の楽しみはひそやかに行われているのでした…。


料理は段取りと愛…
潤治のデトックスランチレッスンレストラン
・2010年 2月7日(日) 10時半~14時半 聖ヶ丘
人生は決断の連続…
 星の羅針盤シリーズぴかぴか(新しい)番外編 「決断力」
・2010年3月20日(土) 聖ヶ丘 13時~17時

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