まるで迷子のキツネリスのように…。

おはようございます、ジブリアニメ 「風の谷のナウシカ」 のナウシカの台詞、“何をおびえているの?まるで迷子のキツネリスのように。” と自分に問う潤治です。P1170051.JPG
不安や怖れが襲ってくる時、それが自分自身が作り出した幻だと知っているのですが、解るためにナウシカの言葉を自分に問います。
話は変わって、10年ほど前、学校カウンセラーをしている時のこと。
学校からは問題児と呼ばれる子供たちの学習補助のようなことをしていたことがあります。
授業中にいきなり、教室から飛び出てしまったり、いきなり暴れだしたり…と授業をする側からは扱いにくい子供たちです。
教室のみんなと一緒に授業を受けられるように、補助をするのが仕事のひとつでした。
ある日、ひとりの少年がハサミを持って、暴れて出しました。
教室の椅子を放り出したり、蹴飛ばしたり、大暴れです。
「じゅんちゃん先生!教室で、○○が暴れている!はやく来て!」
とクラスメイトが僕を呼びに来ました。


教室へ急いで行くと、
少年が半狂乱におちいり、暴れていました。
クラスメイトたちは、遠巻きに彼を囲み、その暴れている様子をうかがっていました。
泣きながら、椅子や机を蹴飛ばしている彼を見て、心が痛みました。
誰にも理解されずに、どうして良いのか分からなくなっている姿が、
自分のようにも思え、切なくなりました…。
彼を力ずくで抑え込み、ゆっくりと伝えました。
「ごめんね、辛かったでしょ?もう大丈夫。痛かったね。」
壁を殴った手、机を蹴飛ばした脚は赤くなっていました…。
彼は、クラスメイトの言動に怒っているのでもなく、短気を起こしているのでもなく、
不安で、自分自身をコントロールできずにいるのです。
その不安を分かち合いたいのに、どうして良いのかわからなくなっているだけです。
不安だったね…
怖かったね…
ひとりで寂しかったね…

そんな気持ちで接していると、彼の不安も落ち着いてきて、話ができるようになりました。
「身体が動かなくなっちゃったんだ…」と彼が僕に訴えてきました。
さまざまな治療方法のせいでしょうか、彼はいつも身体が動かなくなる…と
伝えてくることが少なくなかったです。
教室で暴れているのですから、身体は動いているのですが、
彼にとっては何か大きな力で抑え込まれているような気がして怖かったそうです。
「身体が動かなくなるなんて、怖かったね。
僕もそんな風に感じたら怖くなっちゃうよ。」

彼の不安で自分自身をコントロールできなくなっている様子が教えてくれたもの…。
怒りの向こう側にある、本当の叫び
怒りをあらわにしている人を見ると、彼のことを思い出します。
そして、僕自身も怒りという感情で、
本当の叫びを見失わないようにしています。
あまり上手にできないこともありますが、
迷子の自分に気づけるために、怒りという感情と対面しようと心がけるのでした。

ほらね、怖くない。ね?怯えていただけなんだよね。―風の谷のナウシカ

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