僕は君が変わっていくことを許さない!ずっとこのままで良いのに…。

春の訪れを感じます。

春は別れと出会いの季節…。

数々の卒業ソングがありますが、その選曲で世代が分かります。
僕などは斉藤由貴「卒業」、荒井由実「卒業写真」、海援隊「贈る言葉」などが僕の小学生時代でした。
別れというものを身近に感じられるイベントです。

進路が違うというだけで疎遠になってしまう友だちを思いながら、寂しい思いを高校生の頃はしました。
次第に疎遠になっていくことは仕方の無いことですが、それでも今までの関係性が変わっていく、そして忘れていくことに「つながり」の不思議さと切なさを感じました。

まるで惑星たちの軌道のように近づいたり、離れたり、そのまま次回に接近するのは数十年後…のように。
人との出逢いと別れも、密に交わっていたと思っても、離れていくことがあります。

お互いがそれぞれの人生を歩むだけ…です。

しかし、大人になって目に見える進路ではなく、「自分らしく生きようとする」ことで疎遠になっていった友だちもたくさんいます。

いつも仲良しで、互いに理解し合っていると思っていた友だちも、僕が自分らしく生きようと思った時から関係性が変わって行きました。周りから見れば、「急にどうした?」という反応でしたが、少しずつ「本当の自分の感覚」を誤魔化して一緒にはいられなくなりました。

多くの友だちとの不義理な別れは、最小限で済んだかもしれませんが、十数年前の僕は不器用過ぎました。

そして、今…

多くの誤解や批判は、「遅れてきた信頼」に変わりました。
しかし、お互いの生きる世界はお互いの自由で密に関わることもありません。

「関係性」が癒されていきました。
まるで「関係性」も生きもののようです。

しかし、関係性が癒されずにいることもあります。

十数年前にお世話になった女性メンターが良く言っていた言葉を思い出します。
彼女のベンツの助手席に乗りながら、良く本音を話してくれたものです。

当時の僕は、ポジティブ思考をとても大切にしていました。

ネガティブなことは自分の前進を妨げるものとして忌み嫌っていました。
仲間うちでもネガティブなことを言ったら罰金…というルールを決めていたくらいです。

心では違和感を持ちながらも、ネガティブなことは禁とすることが大切なんだと思考に言いきかせていました。
ネガティブなものを避けることは必要だと感じていますが、必要以上に避けることは物事の本質を見失うように思います。

彼女が僕に教えてくれたこと…。

「あのね、水本君。仕事をしていると思うときはない?あいつはなんで俺よりもできるんだ…とか、僕のほうができるのに、何であいつのほうが、ちやほやされるんだとか…。悔しいとか、ムカつくとか、自分が情けない…とか。」

「ありますよ、でもそういう気持ちはなるべく考えないようにしてます。」

「でもね、人のそういう闇の部分の気持ちを知ることはとても大切よ。闇を受け入れるからこそ、光の部分をさらに理解できるのよ。人の不幸は蜜の味だなんて思ってしまう人の心の動きを理解せずに仕事で成功することはできないわよ。」

「じゃあ、A(女性のメンター)さんは闇の部分も光の部分も見ているんですか?」

「観ているわよ~。だって人の不幸は蜜の味だもん!(笑) そこに光を感じることができるようになりなさい!水本君。」

「は、はい!」

「私が今、成功している姿を見て、私のことを否定せずには自分の人生を肯定できない人もいるの。そうして苦しんでいる人もいるの。私のことを思い出したくもないと言っているのに、ずっと私のことを気にしている人もいるの。自分の存在が他の人の闇の部分のきっかけになっていることも受け入れること。そして、自分や他の人の闇の部分を疎ましく思うのではなく、感謝してごらんなさい。きっと光と闇を等しく観れる心を持てるわよ。」

「Aさんはスゴイですね。そんな風に考えたことなかったです。」

「私も、つい最近の話よ(笑)。」

―彼女に教えてもらったことは数多く、この「相手を否定しないと自分を肯定できない感覚」も痛く心に残っています。

人間関係が変化していく中で、相手が変わっていくことに反対する人、その変化を嫌う人もいます。
それをどちらが加害者・被害者という意味づけをせずに、そこに流れる感情、本意に目を向けたいと思うようになりました。

「やられたら、やり返す」という短絡的な言動はすべてを傷つけると感じますし、「納得させたい」という相手へのコントロールも自分のテーマの投影にしか過ぎません。

「変わっていくあらゆるもの」に過大視、意味づけをせずにいたいと思う卒業シーズンでした。

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