自分らしく生きようとして起業する人が増えています。
起業は、ひとつの自己表現の場です。
その人独自のヴィジョンやアイデアは、世界に新しい価値をもたらします。
そして、他の誰かとは違う、その人自身の道を進むので、多くの自分を発見します。自分自身を受け入れ、進んでいくことで素晴らしい未来が待っています。
未知の世界へのドキドキ感や、新たな挑戦に立ち向かう強さがその人その人の魅力を磨きます。
自分らしさや愛の表現を仕事でしている人の美しさを見ることになります。
今回はカマスという回遊魚を例にしながら、起業についてお話致します。
狭い水槽から広い海へ
人生の航海において、わたしたちは時折、カマスが水槽の中に閉じ込められたように感じることがあります。最初は広大な海で思いきり泳ぐ喜びを知っていたはずなのに、どこかで自分を制限してしまうのです。
この制限に氣付くことが、わたしたちの成長と冒険の始まりであることを察知すると、人生は新たな光景に包まれていきます。
- いつの間にか周りの目を意識する
- 出る杭は打たれると思い込む
- 自由よりも安定のほうが良いと思う
- できなかった記憶に侵食される
- 他人の評価を怖れる
などでしょう。
それを合理化すると、
- 社会生活で他人に迷惑をかけない
- 自分勝手に振る舞うと他人を傷つける
- 大人になると、守る人、ものがある
- 人には適性があり、無駄な努力はしない
- 今まで積み上げてきたものを失えない
- 失敗している時間はない
などでしょうか。
さて、
このカマスの物語は、わたしたちが新しい状況や挑戦に立ち向かう過程を象徴しています。最初の頃は、広大な海での自由な泳ぎを楽しんでいたことを覚えているかもしれません。しかし、その後、壁や障害物にぶつかり、制限を感じるようになります。
「おまえには無理だ。」
「偏差値が低い。」
「運動は苦手じゃあないか！」
他人からの評価を受け、最初の反応は、失望や挫折かもしれません。
学習性無力感を感じてしまうこともあるでしょうか。
「どうせ、無理だ。」
と自分自身で制限をかけてしまうのです。
しかし、この瞬間こそが、新しい学びと成長の始まりです。
ガラス板が水槽に追加されるたびに、カマスは泳ぐ範囲を狭めていきます。壁にぶつかりながら、何とか適応しようとするのです。自分の限界を設け、その範囲でしか回遊しないようになるのです。
そして、カマスは次々とガラス板を受け入れ、自ら制限の檻に入ります。
驚くのは、そのガラス板を外しても、その範囲の中でしか泳がなくなることです。自らの制限を受け入れて、そこから出ようとしなくなります。
起業はあなたの可能性を引き出す
この物語は、自分らしく起業しようとする人の体験することにも当てはまります。
起業は狭い水槽から広い海に飛び出すことと似ています。最初は制限や不安に直面し、多くの壁にぶつかるかもしれません。しかし、これらの挑戦は成長と学びの機会であり、最終的には自分自身が作りだした制限を超え、魂の望むヴィジョンを実現する手助けとなります。
起業する人の成功は、自分のヴィジョンを信じ、不安に立ち向かう勇氣を持つことから生まれます。狭い水槽から広い海への飛躍こそが、起業することの素晴らしさです。ちょっとした勇氣と行動が、わたしたちの可能性を引き出し、新しい景色に向かって道を切り拓くことになります。
未知の世界で待っている冒険での経験が、人生の最も魅力的な部分かもしれません。どんな壁にぶつかろうとも、わたしたちは成長し、進化し続けることができます。
そして、最終的に、自分の限界を超え、広い海で自由に泳ぐことができるようになります。
起業すると何が起こるのか
わたしたちが狭い水槽から広い海に飛び出す決断をすると、何が起こるでしょうか？
まず、新しい挑戦に立ち向かうたびに、自己成長が生まれます。「怖い」を乗り越えて、やってみることを選択することで、自分がどれだけの可能性を秘めているかに驚かされるでしょう。
挫折や失敗に直面しても、それは新しいレッスンであり、成功への階段のほんの一部です。自分の限界を超えて進むことで、自己の力と信念を高め、過去には考えられなかったような成果を収めることができるのです。
また、広い海に飛び出すことは、新しい環境や文化に触れる機会でもあります。異なる視点やアイデア、そしてサポートに触れることで、創造性と柔軟性が育まれ、自分のヴィジョンをより豊かに発展させることができます。
他の海で泳ぐ生き物たちとの出会いは、新たなコラボレーションやチャンスを生み出すことがあります。自分らしく生業をしている人たちの輝きや美しさを知るでしょう。
起業はあなたの宝ものを見出す
そして、最も重要なのは、狭い水槽から広い海に飛び出すことで、自己の自由と幸福を見つけるチャンスを手に入れることです。
制限のない広大な海で泳ぐことは、自分自身の真の可能性を発見し、自由に生きるための道を切り拓くことです。これは、成功や富よりも貴重なものであり、幸福と充実感を追求する旅でもあります。
したがって、あなたが望むなら、わたしたちは狭い水槽に囚われることなく、広い海に向かって飛び出す決断をしてもいいかもしれません。
過去、誰かの価値観によっての刷り込みや数多くの評価による自己不信感、学習性無力感に縛られず、新しい挑戦に向かって進む勇氣を持つことで、自己の可能性を最大限に引き出し、豊かな人生を築くことができるのです。
最後に、カマスの物語には続きがあります。制限を持って泳いでいたカマスと一緒に制限を外した（そもそもない）カマスを横に放ちます。しばらくすると制限を持ったカマスは制限を外して泳ぐようになります。
わたしたちが自分たちの制限と向き合うことで、そして、仲間がいることで新しい世界を体験できるかを示しています。広い海に飛び出す勇氣を持つことで、わたしたちは制限を超え、素晴らしい冒険に挑むことができます。
そして、その冒険がわたしたちの人生をより豊かに、より充実したものに変えていくのです。信じて進んでみましょう。新しい光景がわたしたちを待っています。
