結婚は素敵な依存!「結婚の『誤解と幻想』」

人間関係恋愛・結婚

結婚はギャンブルか投資か

多くの人は、結婚について、体系的に学ぶことはありません。

男女が別々の世界観を持ったまま、一つ屋根の下に住むのですから、ギャンブル感も少なからずあります。

恋愛なら、相手といる時間は「見られたい自分」を装うことができますが、結婚となると「ありのままの自分」でお互いに生活するわけです。

その昔、あるスポーツ選手の離婚会見で、「人魚と思って釣ったら、ホオジロザメだった」とシンガーソングライターだった奥さんのことを評していました。女性の反感を買いそうです…。

そして、結婚に対する一般的な価値観も操作されています。
クリエイティブなものの見方よりも、限定・制限を感じるものが多いのではないでしょうか。

結婚男女

結婚の「誤解と幻想」

人は「親密」を求めています。そのことを体験させてくれるひとつの形が「結婚」です。パートナーと一緒に生活をしていく中で、穏やかさを味わう人もいるでしょう。

わたしたちは嫌われたくないので、自分の良い面だけを見せようとします。
また、相手の悪い面を許さないこともあるでしょう。

お互いの良い面も悪い面を受け容れて、お互いが寄り添って生きていく時、求めていた「親密」を手に入れることが多いようです。

では、結婚の「誤解と幻想」を4つあげますね。

【その1 相手は何でも理解してくれる】

相手が逐一自分を見守り、気持ちを察してくれるという幻想です。
わたしたちが相手を察しているようでも、それは本当に相手が望んでいるかは憶測でしかありません。

残念ながら、わたしの場合、以心伝心で痒いところに手が届く「サービス」を相手に望んでいました。自分自身のコピーロボットでも製造しない限り、この望みは果たせなさそうでした。

【その2 相手は何でも許してくれる】

相手が聖母マリアのように、何もかも許してくれるという都合の良い幻想です。
対等な恋愛であるにも関わらず、相手に母親(父親)を求めて何でも許されるという思い込みです。

わたし自身、お金・異性関係・仕事・義母や義父への対応…など、自分は勝手に振る舞うのに、相手にはそれを許さないところに自己中心的な愛を感じます。(→反省しながら、成長中ですが…)

そもそも、それは愛なのか?と自問しています。

【その3 相手は過去を含めてわたしを好きになってくれる】

過去の過ちや節度の無さを含めて愛してくれると思うのは、都合がいいかもしれません。
付き合い始めたら、彼女が彼氏の借金を払ってくれるという感覚とも言えます。

連帯保証人になってくれることを、「愛を担保に」相手に要求できると思うのは幻想です。
「君を愛しているから!」「だから、何?」 です。

過去の過ちと思っている部分は自分の責任で所有することが相手を想う姿勢かもしれません。

【その4 相手は私の人生をある程度請け負ってくれる】

これも愛を担保にした連帯保証の要求と言えます。

相手が愛してくれる(支えてくれる・請け負ってくれる)から「自分を認められる、頑張れる」という姿勢はある面では素敵なことかもしれませんが、最終的には自分が自分の人生に責任を持つ必要があります。

結婚は「素敵な依存」

恋愛や結婚当初の時期が「素敵な依存」になりうるのは、この連帯保証制度に装飾がされているからかもしれません。

実際、月日が経ってよくよく見たら、共依存・主導権争い・不可侵条約締結…なんてこともよくあります。

お互い、自分のテーマ(この世でやるべきこと)よりも優先して、相手を助けようとしてしまうことはありますか?

相手に自分を理解して欲しいと、自分の言葉を届けようと躍起になってしまうことはありますか?

分かってくれない、信頼してくれないと相手に対して感情的になることをやめてしまったことはありますか?

わたしは、すべてあります(苦笑)。バツもひとつついています。

結婚生活に安らぎと喜びを味わいながら、豊かに暮らすには?

より安らぎに満ちて、豊かな感情を味わいながら結婚生活を営んでいくためには、自分の中にある幼少期から(過去生からかも)抑圧されてきた心の痛みを見つけて癒す必要があります。

結婚生活は、それをお互いに刺激し合って大火事になるものです。

「そんな言い方しなくたっていいじゃない?!」
「だいたい、おまえがきちんとしてないかだ!」
「どうせ、あなたに言っても無駄だもの…。」

など、お互いにあぶり出される感情をどう扱っていいのかわからないものです。

感情的な大けがが男女関係では発生します。

結婚生活ともなるとそのケガを治す間もなく、次の大火事の可能性もあります。

男女関係、結婚におけるパートナーシップを学ぶ機会を作りましょう。
AQUAMIXT流「男と女の進化論」では、転換期をどう過ごすかで全く違う人生が始まるとお伝えしています。

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