焦らず楽しくトイレトレーニング(3)成長を見守る

スターシード子育て
アラフォー子育ても疲れが溜まる頃・・・
AQUA MIXTの水本寛子です。
去年の8月以来の、トイレトレーニングの話題です。
⇒その1「焦らず楽しくトイレトレーニング(1)布オムツ世代とは違うのね
⇒その2「やっぱり布オムツは気持ちいい?」

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先日、元祖スピリチュアル雑誌のWeb版 TrinityWebの連載にて、トイレトレーニングから学んだことを書かせていただきました。
TrinityWebにコラム連載中
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日々の子育ての中で感じるのは、日常生活の中にたくさんの成長や学びがあることです。
しかし上記の連載でも書きましたが、その日常生活の当たり前のことが出来なくない子供がそのまま成長している・・・という事実もあります。
便利な世の中、少子化で過保護な環境。

モンテッソーリ教育について時々書いていますが、この教育も特別な英才教育などではなく、日常生活の中の学びや育ちを大切にするものです。
教材は日用品がとても多く、早くから読み書き算盤の訓練などはしません。(結果的に読み書きが身につくだけ)
トイレトレーニングも、親の視点からは「早くオムツを外したい」「したって早く教えて欲しい」と焦りやすいものの一つではないかと感じます。
でもトイレトレーニング一つ取っても、心と体の育ちについてのたくさんのエッセンスが凝縮されているのだなと、現在実感しています。
去年の夏、娘の小葉は1歳数ヶ月で本格的に始めたトイレトレーニング。
布おむつとトレーニングパンツ、そしてホーローオマルのチャンバーポット、補助便座がお供です。
トイレトレーニングの目指すところは、オムツ外しではありません。
最終的に、子供が自分でトイレに行って用をたすことが出来るまで、です。
ですからオムツが外れたとしても、体の成長を考えると最終的な完了は2~4歳ですね。
これまでに排泄のコントロールだけではなく、たくさんの日常のことを学ぶ機会になります。
便意・尿意を人に伝えるコミュニケーション
夢中になっている遊びやテレビを中断出来るか
トイレでの手順 パンツを下ろすから水を流し手を洗うまで を順番に出来るか
外出時など違う環境でも出来るか
失敗した時に親に素直に伝えられるか
トイレに限らず、今後の生活にとても大切になる育ちのエッセンスが満載なのですね。
最初は私の実の母からプレッシャーを感じていました。
「あなたは1歳になる前におむつが取れて、その後数回しか失敗がなかったのよ!」
と言われ、比べられているような気がして焦ったこともありました。
でもこの気持ちが自分の中に強くあるなと感じるときほど、トイレトレーニングの進みは停滞するように感じました。
「あれ〜?この前はちゃんとおしっこする前に教えてくれたのに、最近は全然おしっこをしたことも教えてくれないなぁ」
トレーニングパンツがビチョビチョでもそのまま遊んでいることがあったりすると、
「ちゃんと出来る力があるはずなのに、何故?」などと悲しくなったりしたものです。
パンツを脱がせてタオルで身体を拭いてあげながら、
「おしっこ、気持ち悪くないの?早く教えてよ!」とちょっと詰問したくなります。
子供は親の感情に敏感です。
親の焦りは子供のプレッシャーになり、ちゃんとしなきゃと思うほど失敗する。
失敗を隠したくなる・・・
悪循環ですね。
実は、ミラクルが起きたのはTrinityの連載を書いて先方提出した時からでした。
私の中での焦りが、文章にして学びを振り返ったことで、手放せたようです。
ウンチはほぼオマルですることが去年から習慣になっていましたが、オシッコはしても教えてくれないことが多かったのです。
寝起きは強制的にオマルに座らせてオシッコをさせていましたが、自分から教えてくれてしたのはほんの数回でした。
親の気持ち次第ということを、痛感しましたね。
Trinityの連載提出の日から、オシッコが出てしまったら直ぐに教えてくれるようになりました。
また「チーチーしたい、トイレ行く」と教えてくれて、家のトイレやおばあちゃんのうちのトイレ、ショッピングセンターのトイレでも出来るようになってきたのです。
そう。私の焦りのせいで、小葉はオシッコを失敗した時のガッカリする私の対応を見たくなかったのですね。
でも、したまま黙っているともっと私は不機嫌になる悪循環に陥っていたのです。
それが、トレーニングパンツがビチョビチョでも、紙オムツがパンパンに膨らんでいても、私の気持ちが揺らぐことがなくなった途端に急成長を見せてくれました。
今はした後でも直ぐに教えてくれるようになり、あるいはする直前に教えてくれるから間に合わないのか。
少しずつ、前もって教えてくれてオマルやトイレに間に合うようになってきました。
自分から余裕をもって「トイレ行く」となることも増えました。
たとえトレーニングパンツがビチョビチョでも、とにかく失敗を隠そうとせずに教えてくれたことを認めて褒め、「大丈夫、少しずつ出来るようになるからね」と声を掛けるようになりました。
そもそも、トレーニングパンツがビチョビチョでも失敗ではない、という意識に自分がなったことでしょうか。
「あ、今オシッコしたんだって、実感出来たかな」という風に、どの経験も必要だからとゆったり捉えられるようになったからでしょうか。
それから、冬が終わって洗濯物に対して前向きになったこともあるかもしれません。
冬は、洗濯物が増えると思うと憂鬱でしたから。
2歳の誕生日までに、この調子ならオムツが外れるかな?
・・・なんてことも考えないほうがいいんだな、という現在のトイレトレーニング進行状況です。
(続く)
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