健康は一人のものではない~赤ちゃんに治してもらう

ハッピーライフ寛子のコトノハ
母乳育児もアラフォーにとっては体力勝負
AQUA MIXTの水本寛子です。
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娘の小葉(このは)も1歳4ヶ月ですが、そろそろ断乳を念頭に入れながらまだ授乳をしています。
女性のおっぱいには、不思議がいっぱいと感じます。

先日メルマガで配信した内容に、大幅加筆修正してお送りしますね。

先週10月1日水曜日の昼前に、左胸の痛みを感じました。
娘の小葉は1歳4ヶ月でまだ授乳しているのですが、久しぶりのおっぱいトラブル。

搾乳するといつもと違う色の母乳、しかも一部に血が混じったような色。
シコリが出来て痛み、左肩や背中も痛くなり、熱が出る前のような身体の痛み、怠さが出てきたのです。

高熱が出てとても辛いらしいという「乳腺炎」を、疑いました。
(乳腺のつまりから、ひどい炎症・発熱につながる症状 参考サイト

いつもお世話になっている母乳育児相談室の助産師さんに慌てて電話し、乳房マッサージの予約をするも、木曜日は定休日なので金曜日になりました。
取り急ぎ電話にて、痛いところを冷やすこと、痛い方のおっぱいから授乳するようアドバイスされました。

産後すぐの頃、出産でお世話になった助産院で言われたことがあります。
「ちょっとした詰まりやシコリなどおっぱいのトラブルは、赤ちゃんが治してくれる」

私は産後すぐは40歳を過ぎての高齢出産ということもあるのか、産後の回復が遅く、完全母乳で育てられるようになるまで(母乳の出が十分になるまで)一ヶ月少々かかりました。

誰もが出産後すぐに、母乳が自然に出るようになるわけではありません。

それは赤ちゃんとの協働で、出産直後に赤ちゃんにおっぱいを吸われることでホルモンが変化していき(子宮を収縮し、母乳を出すホルモン「オキシトシン」が分泌されるので)、赤ちゃんがいっぱい吸えばいっぱい母乳が出るようになっていく。
需要と供給のバランスを取ろうとする、身体の自然のバランスのようです。

当然、身体のバランスが取れていなければ、出が悪い、あるいは出過ぎる、ということになります。
産後の回復が遅いと、出が悪い⇒もっと体を温めて休めよう!ということですね。

季節の変わり目ということもあり、仕事もペースを落としていたのですが、

それでも疲れがたまっていたことや、外食が続いたことが原因だったようです。
身体はすぐに、反応します。
今まで、白斑(乳腺が詰まって乳首に白い点が出来る症状)はあったものの、乳腺炎までなったことはありませんでした。
相当苦しいらしいし、高熱が出たら、仕事のスケジュールにも支障が出る!と焦りました。

大天使ラファエルにも、どうしたら楽になるかたずねました。
「人が持っている自然治癒の力を信頼しなさい」

直ぐに専門家のところに行けなくても、自分で出来ることがある。

小葉に、おっぱいが痛いということを伝えました。
「たくさん吸って、治してくれるかな?」

その後、小葉はずーっと痛い方のおっぱいを時間をかけて吸ってくれました。
いつもなら、数分後に「反対側を」と自ら希望するのに、その時は静かに20分ほど吸っていてくれました。
授乳の時、シコリがある部分を手でそっと押さえていると、その圧力で乳腺の詰まりが流れやすくなるそうです。

授乳が終わると、体調はまだ辛かったのですが、胸の痛みは1/3程度に軽減されていました。

生命の特徴の一つは、ホメオスタシス(恒常性)
バランスを崩すと、自ら良くしようと、元のバランスに戻そうとする力が働きます。

人がバランスを崩して病気という症状が出れば、それを治そうとする力が働きます。
そしてそれが健康の指標でもあり、生命力の証かもしれません。

スピリチュアルな道を歩み始めると、安易に医療に頼る前に、自らが持つホメオスタシス(自己治癒能力)を高めなさいという導きが多いと感じます。

日々食生活を意識することやエクササイズ、自然療法や民間療法も、その一つかもしれませんね。

さて、私は乳腺炎経験者の友人から民間療法のジャガイモ湿布など教わりました。
当日の夜は「熱出るかも~」という辛さを越えると、結局発熱せず、乳腺炎にはならずに済んだようです。

小葉は夕食の時に、しきりにパパにベビーサインで「仕事」のサインを見せながら喃語(赤ちゃん語)で話していました。
最近ずいぶんおしゃべりになったけれども、日本語として聞き取れる単語はまだ一部です。

そして潤治が言いました。
「小葉が言っているよ。ママを治すのが、自分の仕事だって。」

生命の神秘、そして赤ちゃんって色んなことを分かっているんだなあって改めて実感した出来事です。

それから二日後、やっと母乳育児相談室へ行けました。
結局、小葉がかなり治してくれたのですね。
シコリの痛みはだいぶ引いて楽になっていました。

乳房マッサージ中、「まだまだおっぱい大好きで、本当に断乳出来るのか自信がない」という話をしました。
すると、しっかりおっぱいを飲んでいる子ほど、満足しておっぱいにサヨナラ出来る傾向がある、とのこと。

親戚などにも「1歳過ぎてまだ飲んでいるの?」など言われるので、もうすぐサヨナラだと察知して今のうちに…とおっぱいにくっついているのかもしれません。
不安な時ほどおっぱいを欲しがります。
いつもママをいっぱい充電してから、積極的に外の世界に出ていこうとしていく姿勢を感じます。

でも少しずつ自立へ。

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ママから少し離れて新しいチャレンジをするための心の準備をしているのかもしれません。

「母子ともに体調がいい時に、季節の変わり目と真冬(や真夏)は避けた方がいいので、このシコリが完全に良くなる1か月後、11月に入ったら断乳のスケジュールを立てましょう」

桶谷式母乳育児相談室の、断乳の手順やスケジュールを参考に見させてもらいました。
完全に断乳が出来るまで、約1ヶ月のカレンダー。

子どもに、おっぱいさよならだよと言い聞かせる1週間、そしてありがとうバイバイの日。
言い聞かせれば、ちゃんと分かるとのこと。
それから、おっぱいを止めるためのケアとマッサージに通うスケジュールについて。

断乳に漠然とした不安がありました。
小葉のペースで、自然に卒乳出来る時期を待ってもいいんじゃないか、と思う自分もいました。
1歳になる前に卒乳する子もいれば、2~3歳、長い子は5歳まで飲んでいたりと個人差が大きいようです。

私も弟も、「1歳前後で自然におっぱい離れした」と母に言われていました。
母の世代は、兄弟も多いし家事も大変な時代、「1歳までに乳離れ」というのが常識のようです。
95歳の祖母宅に法事で行った時も、たくさんの親戚に囲まれて不安を感じた小葉がおっぱいを欲しがりました。
おっぱいを飲む姿を見て「まだ飲んでるなんて、恥ずかしいよ!」と祖母が横で小葉を突っついていました。(半分ふざけて、可愛がって触りたいという心理もありますが…)

母乳育児と同じく、断乳・卒乳に「こうすべき」という絶対的なものはないのだと思います。
ママと赤ちゃんにとって、いい選択は何か…

私の場合は、さすがに深夜の授乳をしているのが、仕事をしながらということもありアラフォーの身体にはキツいということもあります。
寝不足で疲れてイラついて小葉にキツクあたる、ということはないのですが、潤治にはキツクあたっていることがあるみたいですね~~。
うちは潤治も家で仕事をしているからかもしれませんが、もし外に働きに出ていたら、その感情のはけ口は子供に向かうこともあったかもしれません。
う~ん。家族が穏やかで居られるためには、どうしたらよい?

離乳食も順調に進めて普通のご飯が食べられるようになっている現在、精神的な満足感の意味合いが強い授乳です。
娘に理解してもらいながら、別の形の安心感、精神的充足感を与えられるように接することが出来ればと感じます。

しかし、最近は「もうイヤイヤ期?」というほど、「イヤイヤ~!」と手足をバタバタさせて、こちらの意図とは別のやりたいことを主張することも増えてきました。
本当に、おっぱいにサヨナラ出来るのかい?と嬉しそうにおっぱいにくっついている小葉をみながら、今までは「いったいいつ、乳離れするのかなぁ…」ということをよく考えていました。

しかし「断乳を進めよう」と決めた途端、楽になりました。
そうか、あと1ヶ月でこの母子の何とも言えない幸せな時間も終わるのか~、と。
一瞬一瞬を楽しむようになったのです。

今ここを生きること、今回もまた教えてもらっています。

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