過去の自分とさよならする痛み

ハッピーライフ

おはようございます、潤治です雨SF151.jpg
春なのか、冬なのか…、そんな天候が続きます。
こたつを終ってしまいたいという願いが天に届いていないような気がする今日この頃です…。
こたつがあることで、掃除へのテンションが下がってしまっていることを否めません。
こたつ…、ふとんと机のコラボレーション。
あるときは食事用座卓、またあるときは学習机、またあるときは、そのまま寝床…。こたつから出ずに1日過ごすことだって可能(トイレは行きますが…)。
こたつが消え去る日々がくることを祈りつつ、今日もこたつに入るのでした。(ふわふわあたたか~いッ)
冬の習慣が、春になってもなかなか抜け切らないものです。先日、ズボン下をはいて外出したら、無駄に汗だくになりました。ズボン下とさよならするには、すこし勇気が必要です…。
“人は習慣の生き物” と学生時代に授業で教えてもらいました。それが、自分の人生を創りだしていることに気づくのは社会人になってからでした…。


20代のころ、僕はスーパーマーケットで青果物を扱うチーフ業をしていました。朝から晩まで働き、人員不足の中、1日まるまる休むということが難しい日々を過ごしていました。“半休”という1日休日を半日休むという形態で休みをとることが少なくありませんでした。朝からお昼まで仕事場にいるので、6時間ほどは働いてしまっているんですが…。
当時の妻とも、忙しさにかまけて、きちんと向き合うこともなく、“明日からやるよ症候群” になっていました。いつか、何か変化がやってきて、ふたりは幸せに暮らしたのでした…物語の始まりをぼんやりと夢想するだけでした。
そんな生活をしていて、いつか辞めようと思っていました。このままでは、人生を自分で切り拓いていく気力を失ってしまう…。しかしながら、焦燥感と“明日からやるよ症候群” のせめぎ合いでした。
一度その生活パターンにはまってしまうと、辛い辛いと言いながら、そのパターンに慣れ親しんでしまっている自分に気づきました。決断するというパワーが無くなっていくのも感じました。
ある時、同期の仲間で仕事帰りに飲みに行く機会がありました。
仕事の愚痴、上司の愚痴、女子社員の話…を言い合いながら、盛り上がります。
ひとしきり、盛り上がりをみせた後は、“俺たち何やっているんだろうタイム” か、“そうはいっても俺たちよくやっているよタイム” です。
この夜は、“俺たちよくやっているよタイム”でした…。
ある仲間が、
「水本ぉ~、おまえは良くやっているよ。休みないんだろう?それなのによぉ、よくやっているよ。おまえは。」 と僕に寄りかかりながら、涙ながらに話してくれます。
“その涙は誰のため…?”
と心の中で思いながら、新しい冒険に出ようと仄かな炎が燃え上がりました。
その頃に読んだ本に、「チーズはどこへ消えた?」 スペンサー・ジョンソン著 があります。
ある日、今まであったはずのチーズが目の前から消えてしまいます。1人は、そのチーズが無くなったことをいつまでも考え、再びチーズが目の前に現れることを期待してその場に居残ります。もう1人は、そのことが無駄であることを受け入れ、新しいチーズを探しに旅立つという物語です。
その本の中の対照的な小人は、僕に多くのことを教えてくれました。
僕は、チーズを探しに旅に出よう。
目の前から無くなったチーズのことであれこれ考え、悩み、時間をいたずらに過ごすのは止めよう。
仲間をおいていく、なんとなくの気まずさを感じながら、過去の延長線上にはいない自分をイメージし始めます。罪悪感から、このまま一緒に頑張っている仲間の中に居続けて、幸せになれるとは思えませんでした。まず、自分が幸せを追いかけよう…、そんな風に思いました。その後に、その姿を見て追いかけてきてくれることを祈りながら。
自分の幸せに責任を持とう。
罪悪感から卒業しよう。
過去の自分とさよならしよう。
自分と向き合い、人生の舵をとって生きよう。
その時は痛みと思うものの後に、実は幸せはやってくる。
そうして、新しい人生に踏み出していくのでした。

コメント

  1. 潤治 より:

    いつの間にか痛がり屋さんに
    なっている自分に気づいたりします。
    祝福は痛みとともにやってくる…
    なんて思ったりします。
    僕の場合、“本当の痛み”は、
    あの頃、そのまま、ゆっくりと
    気力を失っていくことだったと
    その時は痛みにしか思えなかったこと
    も今ではそう思えます。

  2. miaki より:

    なんだか、今日は一日中、ぼやぼや~っと感じていたことでした
    そう、だって痛いんですもの…
    >その時は痛みと思うものの後に、実は幸せはやってくる。
    うん。確かに!!
    ありがとうございます

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