機嫌で人をコントロールするモラハラ癖に注意!

人間関係虐待

相手の機嫌をとろうと頑張ってしまいがちな人へ

20代、僕がまだスーパーマーケットの青果部で働いていた頃のこと…

とても機嫌が頻繁に変わる上司がいました。
朝は機嫌が良かったのに、何かのきっかけでイライラしだし、
眉間にしわを寄せて、目つきは怖くなるのです。

部下の僕にとってはその上司の機嫌で、仕事のやり方が変わりました。
なぜなら、ご機嫌を取ろうとして動くからです。

上司が喜ぶような言葉や仕事ぶりを目標にして仕事をするわけですね。

いい仕事をしようと思うよりも、その上司が機嫌よくすることのほうが最優先なのです。
ですから、僕の仕事はいまいち「軸」がないというか、一貫性がないというか、魂が通っていないというか…。

人の機嫌をとることを優先にしていないかを振り返る

とにかく、僕がご機嫌をとろうとすればするほど、上司の機嫌は悪くなることがあり、終いには僕がこっぴどく仕事でのミスを指摘されて怒られるというのが毎度のパターンでした。

 

新入社員として入社し、その会社を頼りながら、人生を設計する予定でしたから、その会社を辞めることは考えていませんでした。

背水の陣を引き、逃げ場所はなかったと言えるでしょうか。
家のローンもありましたし…。

終身雇用という言葉が化石化している現在では、
バカバカしく、狭い世界観か!と言われてしまうかもしれませんね。

とにかく逃げ場所がない職場で、上司のご機嫌をとろうと頑張っていました。

他人の機嫌が悪いことを氣にしない

潤治
潤治

親の機嫌が悪いのは、
僕のせいなのかな…

子どもの頃、両親はいつも喧嘩をしていました。
ふたりが言い合いをすれば、言葉も痛々しいものが多く、小学生低学年の僕には、不安になる毎日でした。

「潤治がまだ小さいから…。」
「だから潤治は幼稚園に行けなかったんだ。」
「潤治のために我慢しなさいよ!」

両親の喧嘩が横道にそれるといつも、「潤治への配慮があなたは足りない」というテーマになって罵り合いになりました。

ー子どもを盾にした喧嘩です。

聞いている(聞こえてしまう)僕には「どうもすみません、僕がいて。」という気持ちになりました。新聞配達をして生計を支えようかと幾度も思ったものです。

潤治
潤治

ふたりが何とか罵り合いをやめないか
ふたりのご機嫌をとるために必死でした。

両親の機嫌をとることが、僕が嫌な気持ちにならないために必要でした。
いつの間にか、親の機嫌をとることが人生の目的になっていたようです。

自分の気持ちを脅かす「親の機嫌」は、著しく僕の自尊心の育成を拒みました。
自己肯定感の欠如です。

自己肯定感(セルフイメージ)を育てる

両親の喧嘩は僕のせい。
上司の機嫌が悪いのは、僕のせい。

30年以上、他人の機嫌は僕の人生をぐらつかせてきました。

やりたいこともやらず、やりたいと思ったことも抑え、でも、自分の中にある「自分らしく生きたい!」という叫びはどうしようもなく、常に自分にイライラしていました。

他人の機嫌に左右されないために、何をすれば良かったのでしょうか。
他人の機嫌は、自分のせいでしょうか。

潤治
潤治

いえ、違います!

 

寛子
寛子

「自分の感情の責任は100パーセント自分にある」
だよね?

誰かにせいにすることで、自分の負担を減らせる(誤魔化せる)のは確かです。
一時的に負担が軽くなるような気がして中毒性もあります。

自分の感情に責任を持たない人の周りで育った人は、自分の感情をないがしろにしてしまう傾向があります。残念ながら、それどころではなかったというわけですね。

ー僕の幼少期も同じくです。

自分の感情を優先させたら、攻撃されたり、怒られたり、虐待されたかもしれませんから。

自分の感情を味わう、認めるところから、自己肯定感は育まれます。
どんな自分も、どんな感情も100パーセント認めて、自分を自由にしてあげられるでしょう。

 

他人の機嫌に左右されないために使っている3つの言葉

他人との境界線を引くことが大切です。

  1. 知らんがな!
  2. 関係ないね!
  3. うっせぇわ!(うるせぇ!)

を心の中で唱えます。

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