彼が恋愛する理由(最終回)

ハッピーライフ恋愛・結婚

IMG_0581.JPGおはようございます、朝からジョギングをして無理矢理身体を暖める潤治です。ジョギングはエコ!と叫びたい気持ちです…。ジョギングシューズって軽いなぁと感動しながら走っています。気になることや答えが見つからないような悩みも、走っていると不思議に解決する予感がして心地良いです。
きっと天使からのメッセージも受け取りやすくなるのかもしれません。
さて、“彼が恋愛する理由” シリーズ最終回。(第1話はこちら…)
素敵な人に出逢えば、自分の人生は劇的に変わっていくと、合コンをして理想の彼女をゲットしようと頑張っていた純一が、ロマンスエンジェルの働きかけで、自分自身の魂が本当に望む姿を思い出していきます。
さまざまな出会いを通じて、自分が何を望んでいるのかを考えるようになっていきました。それはなぜ自分がこの世に生まれてきたのかを問うことにもつながりました。純一の人生を使って、この世にどう貢献するか?そんなことを好きな料理を通じて感じていくのでした。
そんな時に、最悪な合コンで出逢った寛美と再会します。
彼女も同じ料理学校で学ぶことを知った純一は驚きました。きっと何か素敵なことが始まる…、そんな予感もする純一でした。
ロマンスエンジェルにしてみれば、
純一の魂が望む方向へ進み出したので、ホッとしていました。
人は未来を予測して一喜一憂するけど、私たちが働きかけられるのは予感に対してだけ。
私たちがそっと伝えるので、人には、はっきりとした未来の輪郭を見せてくれないらしい。
その予感を信頼して前進できるかどうかなのに…。
純一は、予感に身を委ねることを覚えたようね。確信を与えてくれるのは、きっと彼女だわ。
ロマンスエンジェルの働きかけは、その人の魂が望む方向へ導くものですが、人間にはそれが不可解な出来事だったり、時には不幸のように思えてしまうのでした。今度こそ、きっと信じてくれる…、そう思いながらロマンスエンジェルは見守るのでした。

「わたしたちが出会った意味は、わたしたちが決められるんじゃないの?」
寛美の言葉は純一に、予感を確信にする力を与えてくれるような気がした。
予感を確信にする力。
それは自分自身がどうしたいかを伝えること、そして行動することである。
料理が好きだ…という気持ち、
そしてその料理が僕に何かを与えてくれる機会になるだろうという予感に従って、
行動した結果、料理を生き甲斐にする人々に出会い、気付きや学びをもらった。
そして、また、寛美ともこうして出会えた。
僕の人生は大きく変わろうとしている。
それは僕が心の奥底で望んでいたからかもしれない。
合コンを通じて出会いたかった女性像は、
“優しくて、控えめで、僕のことを一番に考え、応援してくれる人”
だった。
目の前にいる寛美は、そのイメージとは違う女性に思える。
“ハッキリと意志を伝え、感情に素直で、同志になりそうな人”
でも、思考で考えるよりも、僕が求めていた人だという予感がある。
それを口にすることは憚られた。
口にしたら、何かが始まってしまうような気がしたからだ。
純一は胸の鼓動が、寛美に聞こえてしまわないか心配だった。
未来は不確かだけど、自分が決めたようになる。
これは、バイトをしていた店のオーナーが言っていた言葉だ。
僕がどうしたいか…
「…寛美さん、これから同級生だね。よろしく!」
「なに、それ?当たり前じゃない。こちらこそ、よろしくね。」
「今度、いろいろと料理の話をしようよ。
寛美さんの未来予想図、聴いてみたいから…。」
「いいよ、じゃあ、早速この後、目星をつけているお店があるから、
そこで料理談義でもしようっか?ね?」
「うん、そうしよう。」
ふたりは教室を出て、夕方の街へ向かうのでした。
彼が恋愛する理由…
それは、自分の人生を大好きになるため
自分が本当に望むものを思い出すため

恋愛する対象は、その人の人生、出会う人、モノ、何でも構わない。
自分がそれを本当に望んでいるか?を知ることで、
その人の魂を磨きあげることになる。
ロマンスエンジェル、天使たちは、そのサポートをする。
人の自由意志には介入できない。
人が怖れや不安で心を閉ざしてしまっていても、
彼らは、そっと見守っていてくれる。

予感に従い、確信にしていくのは、私たち人間の意志と想像力である。
「…寛美さん」
「何?早く行こうよ!」
「君に出会ったおかげで、大好きな料理に向き合う自分になれたんだ。
本当に感謝しているよ。ありがとう。
好きになることがどういうことなのか…教えてくれたのは、君だよ。
これから、一緒にやっていこう。」
「純一くん、それ、なに?告白?
いいよ、一緒にやっていこう。
再会した時、わたし、確信してたよ。
この人とは長いお付き合いになるって。」
相変わらず、平然と気持ちを言える寛美に眩しさを覚える純一だった。

(ふたりの人生は続く)

コメント

  1. 潤治 より:

    みかんさま
    「彼が恋愛する理由」、お読みいただき本当にありがとうございます。
    あらためて、コメントをいただくこととても光栄に思います。
    物語を書いてみて、気づくことメッセージになることが僕自身多かったように思います。
    パートナーが映し出しくれる自分自身の姿を受け入れる強さをもっと身につけていきたいと思っています。
    その助けになる、みかんさんのコメントだと思いました。
    あらためて、ありがとうございます。
    感謝をこめて

  2. みかん より:

    連載ありがとうございました。
    改めて読み返し
    私の恋愛と照らし合わせてみて
    数年前に、彼から言われた一言を思い出しました。
    「Noって言えない人なんやな。」
    彼から言われたからこそ印象に残る。
    他の人だったらスルーしてたはず(笑)
    だから天使は彼を通じて
    私に最も伝えたい事を伝えてくれたのかもしれません。
    今日はエンジェルナンバーを何度も見たのちにこの記事を読みました。
    潤治さん、書いてくださって改めてありがとうございます。

タイトルとURLをコピーしました