ライフワーク一歩手前の物語「バスに乗り遅れるな理論」

ライフワークを生きようとした時に僕のもとにさまざまな人間関係、機会が訪れました。
当時は「自分の人生を生きるとは、起業することだ。」と思っていました。
僕が出合ったネットワークビジネスはそれを推奨していたし、仲間たちはビジネスオーナーになろうと夢見ていました。

今では、自分の人生を生きるということにさまざまな視点を持ち、多くの許容ができているように思います。
僕自身を束縛するもの含めて、「素晴らしき哉、人生‼︎」ということでしょうか。

「自分らしい人生を生きる!」
「あなたの好きを仕事にする!」
「ワクワクすることを指針に人生を生きる!」

などという言葉の一面だけを多くの情報は伝えてきます。3231f68395b56cd95d0e73ec3b6e9d31_m

それに突き動かされて、自分らしい人生を真剣に考えることはとても素晴らしいことだと思います。
そして、その時に自分の本当の欲求を知ることはそれ以上に素晴らしいことですし、
それは幸せな「自分の人生」には必要不可欠であるように僕自身は思います。

しかし、当時の僕は「本当の欲求」を知らずに、人から見て格好の良い人生を生きたかったわけで、世俗的に成功し、チヤホヤされたかったし、世の中を見返してやりたいという実態のないものも追いかけていました。

当時の仲間たちの中で、僕は不安をひた隠し、自分の人生を生きるためにはこのビジネスで成功することだと言い聞かせ、すっかり手段と目的が入れ替わっていました。
夢を共有しあった仲間は、いつの間にか各個人のドロップアウトを許さないような束縛し合うような関係になっていきました。

このビジネスの「やり続ければ成功する」というこの業界の定説を信じ、
やり続ければ、いや、止めなければ、きっと成功するんだと仲間同士で励まし合うのでした。
消耗し始めた若者たちの心の支えにこの定説は微かな希望となったのです。

先にビジネスに参入し、成功を手にした人たちも「諦めなければ夢は叶う」と熱く語ってくれました。そのような人たちに自分もなれるんだと無垢な、ある意味、無知な情熱は赤い炎となって僕たちを奮い立たせるのでした。(不完全燃焼ですね…)

「みんなで成功しよう!」というはじめの頃の熱い思いは、
いつの間にか、「やめるなんて言わせない!」という束縛になっていったように思います。

仲間同士で、誰もが弱音を吐けなくなっていたのですね。

ですので、そのビジネスのセミナーやミーティングなどには、必ず出席しなければいけないような雰囲気でした。

そういうセミナーやミーティングに参加せずに成功するはずがない!とでもいうような空気が僕たちの周りにありました。

その最たるものは、世界中からビジネスに従事する人たちが集まる「ワールドコンベンション」と呼ばれるものです。

それはアメリカのユタ州で開催されました。

「本物を見れば、このビジネスの確信が高まり、成功へのスピードが格段に上がる。」

誰もが、このコンベンションに行けば、成功へ近づくと思ったようでした。

自分が行くことは当然ですが、このビジネスに賛同してくれる仲間をできるだけ連れて行くことが最優先とされました。

このコンベンションに行くために、会社を辞めた人もいましたし、会社に睨まれつつ、休暇を申請した人たちもいました。

正直、仲間たちのほとんどが、旅費や参加費用を出すことが難しいわけです。
数々のセミナー・ミーティングに参加する費用、活動費用などお財布だって疲労気味でした。
ちょっとした借金をする仲間もいました。僕もそのひとりでした。

「今回、得るだろう確信が、あっという間に借金をペイできる!」
という仲間たちの都合の良い未来予測に誰もが自分自身を騙し、
不都合な自分は覆い隠して、このチャンスに乗るんだ!と躍起になっていました。

とてもギャンブル性の高い成功への道というわけです。
アドレナリンが放出して、ハイになれそうですね。
当時の僕はハイになっていましたし、それがポジティブになることだと勘違いしていました。

その不安を見ないポジティブさは多くの人に胡散臭く映ったことでしょう。

「今がチャンスだから!」
「この流れに乗らないと後悔するよ!」
「みんなで一緒に成功しよう!」

チャンスはいつでも自分自身の中にあり、自分から流れは作り出せると今の僕は思っています。
そして、成功の定義は人それぞれでそれを請け負うことはできないとも。

この僕の「バスに乗り遅れるな理論」は、自分の不安を覆い隠し、他人の人生に「怖れ」を用いて介入することだったと今では思います。

ライフワークを生きる時、どうしようもない不安、のっぴきならない状況に陥ることがあるように思います。そのような時にそれを「感じる勇気」は大切です。

その勇気を出せるようになってから、ライフワークは進み出すのでした。

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