邪な動機でも、自分自身のものなら、頑張れるかも?

書店で心理学、スピリチュアルな啓発本のコーナーを見渡すと「頑張らなくてもいい」というエッセンスを含む文言が目につきます。

「そのままでいい」は自己受容が難しい人に、

「頑張らなくてもいい」はそれまで頑張ってきた完璧主義の人に、

カタルシス(心の浄化作用)を与えてくれます。

しかし、

「そのままでいい」は隠れた自己を隠蔽するかもしれませんし、

「頑張らなくてもいい」はやりたいことへの情熱に対する不安や怖れを正当化し、逃避させてしまうかもしれません。

「そのままでいい」は心の中に潜むハイド氏の温床に、

「頑張らなくてもいい」はコンフォートゾーン、つまりはぬるま湯に浸かっていたい氣持ちを促進させ、本当の望みから遠ざかろうとするかもしれません。

小学生の頃、僕はある女子が好きでした。

彼女は吹奏楽部で早朝から練習をすることが多く、特に体育祭シーズンは毎朝、練習をしていました。

僕は彼女が登校する時間帯に校庭でサッカーの練習をするようになりました。サッカーが上手くなりたいという思いもありましたが、かなりの割合で練習している僕の姿を見つけて、惚れてほしいという願いがありました。

「水本くん…、朝から誰にも知られずにサッカーの練習をしているのね…。素敵…!」
と胸キュンして欲しかったのです。

当然、その時の僕は、「そのままでいい」なんて思っていなかったし、「頑張らなくてもいい」なんてつゆにも思わなかったわけです。

「もっと彼女に氣に入られるために、何をすれば?」
「もっといい男になりたい!」
「かっこいい男になるために何が必要なんだ!」
「国立競技場に高校サッカーで行くためにはどれぐらい練習すれば良いんだ?」

もっと彼女の前でサッカーが上手くなりたかったし、そのために頑張って毎朝、練習をしたかったのです。

当時の「キャプテン翼」ブームに乗っかり、半袖の腕を捲り上げ、サッカーボールを蹴りながら市道を走っていたし、ハイソックスに憧れました。

※【潤治メモ:日向小次郎】漫画「キャプテン翼」に出てくる主人公 翼のライバル。天才型の翼に対し、努力型の天才ストライカーである。なぜかユニフォームの袖を肩までまくるという癖があり、ランニングにすればと多くの場面で思わせた。

複合的な突き動かされる思いに僕は導かれてしまったわけです。

いつの間にか、サッカーの実技の参考書を買って本格的に練習をするようになり、親に頼んでpumaのサッカーシューズを買ってもらうほどのめり込んでいきました。

※参考過去記事「彼女に好意を伝えるためにサッカーシューズを買った僕」

いつの間にか、彼女の早朝練習の時期が終わっても、僕の自主練は続き、友だちを巻き込んでの活動になりました。皆の登校時間にはギャラリーも集まり、僕が思いを寄せていた彼女ではない女の子から、スポーツドリンクなどの差し入れをもらうようになりました。レモンの蜂蜜漬けもあったかな…。

今でも邪な動機と思って、自分の羞恥心で突き動かされる思いをかき消してしまうようなことがあっても、とりあえずその動機に従うことにしています。

「邪な」なんてことも自分で勝手にレッテルを貼っているだけですしね。

自分に従うことで、僕たちの中にある「神性」「情熱」はいつでも発現を待っていると感じます。

さまざまに自分をジャッジメントする暇があったら、突き動かされよう!って感じでしょうか。

そのジャッジメント、つまり批評や評価は僕たちの人生を楽しませてくれるものではないから。

吹奏楽部の彼女とはラブロマンスに至りませんでしたが…。

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