いつもお読みいただきありがとうございます。
AQUA MIXT 潤治です。
愛娘 このは も生後3ヶ月を目前に控えています。
24時間体制で娘の世話をする寛子の姿を見て、
「ママ絶対宣言」は名実相伴うものだとパパの無力さと裏腹に感じるのでした。
おっぱいは何より愛娘に必要で、パパの抱っこは無力化します。
このはのご機嫌が良いときは、それでも視界にパパは入ってきますが、お腹が空いた、甘えたい、を満たしてくれる人はママしかいません。
ひとりでは生きていけないほど、か弱い存在であるこのはは、
全身全霊でママを求めるのでした。
パパである僕にとってはそれはプレッシャーであり、
(そんなに頼りにされても…大丈夫、僕? といった感じです。)
それを受けとめ、応えようとするママの姿に脱帽なのでした。
母子のやりとりを観察していると、あることに気づきます。
すべての赤ちゃんが身につけているだろう才能…、
それは「交渉力」です。
このはの交渉力…、そのツールはシンプルながら、大人同等のものです。
「わたしはおっぱいが欲しい、今欲しい。」
「かまけていないで、わたしに注目しなさい。」
「わたしを心地良い状態にしなさい、今、しなさい。」
「わたしの傍から離れないように!」
「寝ている隙に、何かしようと企てないように。」
「もしくは、わたしに覚られないように、すばやく。」
「おっぱいを与える際は、わたしに集中しなさい。」
…などなど、彼女の要求は急で、自己中心的なものばかりですw。
そして、その要求を見事に満たしていきます。
彼女が交渉に使うものは、
笑顔・泣く・可愛い声・無防備な寝顔…などです。
要求がなおざりにされると、すかさず、彼女は寛子に向かって泣いてみせます。
寛子が交渉の場に就くと(つまり、おっぱいをあげる用意をすると)、
何とも言えない嬉しそうな顔で笑いかけます。
そして、嬉しそうな声を発し、全身で喜びを表現します。
ありがとう、ママ。
あなたのその迅速な行動は評価できますね…
という感じでしょうかw。
じっとママの目を見つめてからの…笑顔、もしくは泣き顔。
全身を使っての喜びダンス。
この世のものとも思えない可愛い音?もしくは声。
シンプルな交渉ツールで、あらかたの要求を通していきます。
こちらが疲れたり、機嫌が悪そうになっても、じっと心配そうに見つめてからの…笑顔で、
知らない間に彼女の思い通りにさせられています。
君のために強くなるよ、俺!的な気持ちにさせられます。
はッ!いつの間に…!状態です。
交渉力についての本を何冊も読んだことがありますが、
娘の交渉力はシンプルかつ直線的なのもので、
(それはまるで日向小次郎(※)のドリブルのよう…)
テクニックというよりは本質的なものを学ばせてくれます。
※【潤治メモ:日向小次郎のドリブル】
漫画「キャプテン翼」に出てくる主人公 翼のライバル。
天才型の翼に対し、努力型の天才ストライカーである。
なぜかユニフォームの袖を肩までまくるという癖があり、
ランニングにすればと多くの場面で思わせた。
また、海の浅瀬で波を蹴り上げるという独特のトレーニングをし、
若干の方向性に疑問を持たせながらも、 強靱な肉体を作ることに余念が無かった。
その強靱な足腰から繰り出される直線的なドリブルを得意とする。
ちなみに来週8月17日(土)で43歳を迎えることになる。
(→この説明、必要?)
嬉しい時は喜ぶ、それも身体全体で。
悲しい時はその気持ちを全面に出す、プライドなど関係なく。
憤慨した時は、その不満をぶつける、そして許し、忘れる。
笑顔で感謝を伝える、ありったけの力で言葉にする。
いつも感情に素直に、相手にありのままを伝える。
ひょっとしたら、こんなシンプルなことで、自分らしく生きられるのかもしれないと、
愛娘、このはの交渉力に感じるのでした。
自己中心的でありながら、周りを幸せにする能力…
恐るべし。
ひょっとしたら、それは…、
自分がひとりでは生きていけない存在だということを
大人の僕たちよりも認めているからかもしれません。