夜明けのレッスン(4)前世療法 Part.3『子供時代のトラウマ』

トラウマ前世・過去生

AQUA MIXTの寛子です。
何ヶ月も前から、天使から「書きなさい、表現しなさい」というメッセージを貰っていました。
当時のメールや日記を引用しながら、皆さんの前で、丸裸になるような気分です。
いよいよ、トラウマ探しの旅のスタートです。
毎回長くなりますが、今回もお付き合い下さい。


前回「前世療法 Part.2」の初回セッションではまだ本格的な退行催眠は無く、カウンセリングと、催眠誘導の入りやすさなどのチェックだけでした。
誰にも話せないような問題だけに、セラピストとの相性もとても大切です。
けれども、最初は戸惑いながらも、最後には抱えている問題を包み隠さず話せることが出来たのです。
この人なら大丈夫、直感を信じてサイトのプロフィールをみてピンときて良かった、ということで、2回目以降をお願いすることに決めました。
すべてを失ったように思えても

2001.10.5の日記
2回目の催眠療法セッション。
退行催眠中は、自分でこれを思い出すかなぁというイメージが、
実は裏切られる。
始めは、もっと思い出せないくらい無意識に溜まっているものが
見えるかなぁと思っていた。
子供の頃の記憶に誘導されたので、7歳まで住んでいた団地の事を
思い出すんだろうと予想しながら、イメージが出てくるのを
待っていたら、そこではなく。
一戸建てに引っ越した後、かなり覚えている11歳前後の記憶
だったから、最初戸惑った。
小学生の私が、他人を信じる事が出来なくなる出来事。
それ以来、寛子は「ひろこ」ではなく「かんこ」と呼ばれるようになる。
他人に対して、自分がそれまで出来なかったことをやってくれるような
別人格が形成されるきっかけ。
その時の感情を、ありありと思い出した。
退行催眠の後セラピストの先生には、それが”特定の1人の人だけ”に
過度に依存してその人だけに弱い面を出してしまう、
人間関係のバランスを失うきっかけになっている、と言われる。
今までも、そういうことだろうとは自覚はしていたけど。
そうなるに至る出来事を再体験して、当時の気持ちをしっかりもう
一度感じたり、逆にその時の周りの環境を大人の立場で見れるのは、
今まで自覚していたこととは、また違った。
今日強烈に悩んでいた、このバランス感覚の欠如を紐解き始める
きっかけになる出来事としては、今思うと最適だったかもしれない。
もちろん色々な感情を思い出したし、先生とも後で少し振り返ってみ
て、まだ自分で色々整理していってどのように生活が変わるか見ていか
ないと、と言われた。
まだ、自分の中で消化しきっていないけれど、今日しっかり感じたのは、
当時のことを覚えていても、頭で思い出したり出来るのとは違う次元で
体感し、違う視点からこの問題をもう一度考えるきっかけになる。
答えをもらえるものではないけれど、過去の出来事を再体験し、
今の立場から客観的にその問題を見ることが出来る。
今日も本を読んで向かったわけだけど、頭でわかっている知識とは
随分違う、無意識に押し込めているマイナスの感情を開放させる体験
だと実感した。
ただ、「覚えている」「ある程度これが原因だと自覚している」という
内容だったため、先生も言っていたけど、まだ序の口。
これから長期的に取り組む事で、実に複雑に絡み合った問題を少しずつ
解きほぐす事になるような見通しが出てきた。
もしかしたら、無理して過去生を思い出す必要もないかもしれない。
解ったのは、今抱えている問題に対して、必要な出来事を必要な順番で
思い出していき、再体験する。
そうすることで、無意識下に押しやったマイナスの感情や体験を開放する
チャンスが出来る。
そしてその無意識のマイナスの要素に左右されない選択をする道が開け、
別のことにエネルギーを注げるようになっていく、ってこと。
確かに、私がエネルギーを注いできたことは、かなりそのマイナスの要
素に影響されて先に進めずにいる事が多い。
人と共有したりするよりも、自分の中でどう捉えるか、そしてどう自分
がそれを受けとめてマイナスの感情をこれから開放できるか。
それにしばらく集中した方がよさそう。
ひとつ、自分の問題点を自覚できたこと、これから大きなきっかけと
なりそう。』

上記は、催眠療法の初回から4日後に2回目のセッションを受けた日の日記です。
子供の頃の記憶を、たどりました。
潤治もよく言っていますが、実際に過去生に大きなトラウマがある人は、少数派です。
子供時代の記憶をたどることで解決する問題の方が、実際は多いです。
また今私たちがサイキックリーディングのセッションを提供しながら、実感していることもあります。
退行催眠をしなくても、子供の頃の記憶をリーディングしたり、”過去生リーディング”で過去生の情報をお伝えするだけでも充分機能することが多いです。
誰かとの過去生での関係であったり、得体の知れない恐怖の原因など(過去生での死に方にも影響されます)を、私たちは通常のセッションでも、可能な限りお伝えしています。
ただ、情報として知っても自分の意識ではどうしようも出来ない、深い深いトラウマの場合は、やはり退行催眠が有効なのだと思いますし、うちで退行催眠を受けられる皆さんを見ていても、その無意識を解放するきっかけとなるパワフルさを実感しています。
私自身、この7年前の催眠療法のセッションがなかったら、どれだけ解決まで遠回りをしただろう?!と恐ろしくなります。
全4回のセッションは、その時に必要なことが、必要なタイミングで順番に
起こりました。

2001.10.7 のメール 件名:次回の予約
先週の金曜日はありがとうございました。
2回目のセッションでの本格的な退行睡眠では、
日に日にいろいろな認識が変わってきています。
日々の生活も、少しずつ反映されてきているようです。
週末から、絶望して泣いたりしていません。
そして、どうしても超えられなくて焦っていた問題も、
今無理して解こうとは思わず、
もうちょっとゆったりした気持ちになってきました。
それは、金曜日のセッションで、
もつれていた糸が少しほどけたような
感覚があるからかもしれないです。
焦らず、ひとつずつ前進して行こうと思っています。
いろいろな、良い影響が現れ始めています。
気持ちも随分整理できてきたので、次回のセッションの予約をお願い致
します。』

2001.10.10 のメール 件名:10/15の予約
次回、10/15の19時からでよろしくお願いいたします。
それからひとつ報告ですが、金曜日のセッション以降、
どうしても辞められなかった悪循環の電話を、
辞めることが出来ました。
今のところ、どうしても電話したいような衝動に駆られず、
無意識のレベルで納得しているみたいです。
これが第一歩のような気がします。
ありがとうございました。』

2001.10.10のメール 件名:完璧じゃなくていいんだ
お仕事お疲れ様。
私も、いろいろあって複雑な心境ですが、自分の信じる道に
随分確信を持てて、とても充実した気分です。
ただ、うまく出来るようになるには、まだまだ試練が待って
いると思います。
また鬱にもなることもあると思います。
今の私は、比較的気持ちに余裕があります。
そういう意味で、あなたに会って癒してあげるお手伝いをしたい
気持ちもあります。
週末も1泊ビジネスセミナーで、たくさんのプラスのオーラを
持っている人たちから元気を貰ってきました。
こんな気持ちになるのに、今までのきっかけをつかむための
行動はどれひとつ欠けても駄目だったと思います。
なかなか結果が見えなくて辛かったけど、見えないところで
徐々に自分は変わってきていた。
最近、それが目に見えるようになってきた。
本当に、あなたの為にももっともっと強く、良くなりたいです。
ひとつ。ヒプノセラピーの大きな効果。気持ちを整理して考えて。
私は、小学校5,6年の意識では覚えている体験まで、退行催眠で当時の
感情などを再体験しました。
「かんこ」という、私のやりたくても出来なかったことをやってくれる、
自分の理想を投影した別のキャラクターが生まれた、
きっかけになる事件。
人を信じられない、親にも先生にも頼れない、そんな気持ちでした。
そして今の自分は素直に、そのときの自分に
「もっと頼るべき存在に、相談するべきだ」と声をかけました。
自分から、問題を一人で抱え込んでしまいました。そして自分を守るために、
別のキャラクターが生まれました。
他の人を信じられないという気持ちと、本当は誰かに助けて欲しかった気持ち、
大人になって恋愛をすると、その人に非常にその気持ちのしわ寄せが行って
しまう事、依存してしまうし、信頼できる何かを求めてしまうこと。
そして、相手がいくら誠実に私の気持ちに応えようとも、安心出来ない、
信じたくても信じられない、というジレンマに陥ること。
これについて、原因となった体験をもう一度することで、
ひとつ解決のきっかけをつかめたのです。
そして、してはいけないことが、意識でなんとかしたいけど出来ない・・・
ではなく、もっと無意識のレベルで本当にしてはいけないと、自覚できた。
もうちょっとよくなっていければ、電話をしても言い合いになったり
悪循環にならないようになるかもしれません。
でも、今はまだ良くないと思っています。お互いの為に。』

「夜明けのレッスン」前世療法 Part.4 に続く

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