北国で頑張る椰子の木

ハッピーライフ

おはようございます、潤治です晴れRET005.jpg
日の出時刻が4時台になりました。
朝日が差し込む時間が早まると身体も活動的になるのが解ります。先日、行われたAQUAMIXT 講座 「星の羅針盤~言外を読む力~」で集団行動に適応できない僕のお話になりました。サラリーマン時代は、組織の中に適応できない自分がいました。適応しようと思えば、不自然な行動に出て、周りの人たちを困惑させるというパターンにおちいりました…。
パートナーの寛子曰く 「潤治は、自由な環境で自分の思うままに行動できないと才能が伸びないよね」 と僕の本質を理解し、才能を伸ばしてくれます。自由な環境を創り出してくれます。
今では、人からおおらかで怒らなそうとよく言われますが、組織に属して仕事をしていた時は、部下であるパートさんたちに怖がられていました。よっぽど好戦的で、口やかましかったんだろうと思います。仕事だからと僕の言うことを聞いてくれていました。その時の僕はいつも、「ここは僕の居場所じゃない」 と沸々としていました。
「もっと、自分の人生を生きたい」・「自分がやりたいことをしたい」・「我慢していると気が狂いそう」 と思っていました。


以前、学校カウンセラーをしている時に、
学校からは問題児と呼ばれる子供たちの学習補助のようなことをしていたことがあります。
授業中にいきなり、教室から飛び出てしまったり、いきなり暴れだしたり…と
授業をする側からは扱いにくい子供たちです。
しかし、その子たちは自分の興味のあることに関しては、とても力を発揮します。
驚くほど、算数ができたり、漢字の書き取りが秀でていたり…。
好きなことだけ、やっていたい…という気持ちをよく訴えていました。
その子たちが、常識という名の偏見におさえつけられて、
自分の才能を閉じ込めてしまうときが来てしまうのか…と思うと切なくなりました。
みんなと普通に授業を受けられないことを叱られたり、罰を与えられたりすることで、
劣等感や罪悪感が生まれていくのかもしれません…。
そして、自分自身に「自分は駄目な子」 というレッテルを貼り、その土壌で育とうとします。
そうして、大人になっていくことで、自分の才能を才能と自分自身に認めないために、
苦しみ、あきらめていくことが少なくありません。
欠点とか、コンプレックス、○○病、○○症候群という言葉にしてしまって…。
それが才能だということに気づかず…。
椰子の木は熱帯地方で生育する植物です。
台風に吹かれても、とても丈夫で身を揺らしながら、台風の被害を緩和させます。
実用価値の高い植物で、食用・建材・薬用などになり、人々の暮らしに貢献してくれます。
その椰子の木を北国に持っていったらどうでしょうか。
熱帯地方のように育つことはないでしょうし、はたして生育できるのかも疑問です。
その椰子の木はこう思うかもしれません。
“熱帯地方で育つことができれば、もっと大きな貢献を僕はできるのに…”
“寒い環境で僕は育つことができない…、ここは僕の居場所じゃない!”

しかし、周りの人たちはその椰子の木に、北国で育つように頑張れ頑張れと言います。

「寒い環境でも、あなたは出来る子だから…」
「寒さに負けて、頑張りが足りないのかも?」
「寒い地方でも、違う方法で試してみなさい!」
「ここで育たないのなら、他に行っても無理だよ!」

…北の国で成長しなければならないとしたら、
椰子の木にとっては苦しい現実が待っているかもしれません。
「潤治は、自由な環境で自分の思うままに行動できないと才能が伸びないよね」
というパートナーの寛子のサポートを受け、思うままに過ごす日々は自分が生育するのに、
とても良い環境です。インスピレーションを受け、形にして、自分にしかできない新しい貢献を
世の中にしていけます。
「君の生育する場所はここじゃないよ?」
 と伝えてあげられる椰子の木があるかもしれません。
自然界で当たり前のようなことが、
人間に置き換えると不自然なことが少なくないように思います。

寒い地方で伸びようと頑張った椰子の木は、
熱帯地方に行くことで、頑張らなくてもありのままの姿になっていくのでしょう。

頑張っているとしたら、その場所は本当に自分の居場所なのかを
ハートで感じてみるといいのかもしれないと思うのでした…。

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