トラウマとは「心の傷」:感情と肉体の反応について

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悲しみ

トラウマとは

トラウマは、精神的または身体的な苦痛をもたらす出来事や体験のことを指します。これには、自然災害、戦争、犯罪、事故などが含まれます。

トラウマ体験は、しばしば個人の心に深刻な傷を残します。その傷は、過去の出来事であっても、トリガー(引き金)となる出来事によって、再び痛み出すことがあります。この痛みは、感情的な反応や肉体的な反応として表れます。

不安や動揺を感じた場合(不安障害・不安症)に

不安障害といったケースが、社会的な不安が大きくなると多発します。

もちろん、誰もが世の中で起こることに対して、不安や動揺を感じることがあります。しかし、その不安や動揺をしている自分の感情とどう向き合うかは、その人その人の成熟度に関わります。

もし、不安や動揺を感じる時、それらの感情は、はじめての経験でない場合が多いものです。幼少期(もしくは、過去生)などに抑え込んでいた感情が何かしらのショックをきっかけに再体験しています。

例えば…

  • 誰かと離れ離れにさせられた(ように感じた)
  • 自分の創りあげたものが壊された
  • 仲間はずれにされた
  • とても惨めな氣持ちになった
  • どうせ無理だと諦めてしまった
  • 自分の存在の意味を見失った

など、ちょっとした親(親しい人)の言動で傷ついた感情が、何かのきっかけであぶり出されるわけです。社会的な不安はおおきなきっかけになり得ます。

ですから、

今、心にある不安や動揺の痛みや悲しさ、悔しさに似たものを過去に探しに行くといいかもしれません。
それを過去生まで探しに行かれる人もいますし、両親との未完了を完了させようとする人もいます。

そのように、この世界で起きていることを引き金にあぶり出された自分自身の感情を何かとすり替えずに向き合ってみると、不安や動揺は減少します。

不安や動揺が何を発端にあぶり出されたのかを見つめる

感情の扱い方の重要性

感情は、私たちの心と身体の重要な一部です。感情を無視したり抑えたりすることは、心の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

特にトラウマ体験を持つ人々にとって、感情の適切な扱いは、回復と心の安定に向けた鍵です。

感情を適切に扱うためには、まず感情を受け入れ、理解することが重要です。トラウマ体験を持つ人は、しばしば複雑な感情を抱えています。これらの感情を否定せず、その感情がなぜ生じたのかを理解しようとすることは、回復の第一歩です。

感情を受け入れ、理解することで、自己認識を高め、感情に対処する力を養うことができます。時間をかけることが必要で、誰かに強制されることではありません。

感情との向き合い方

感情を内に閉じ込めることは、トラウマの症状を悪化させる可能性があります。感情を表現し、共有することは、感情の解放と癒しのプロセスの一部です。

感情を吐露する・感情を大きな目盛りで表現するなど、感情との向き合い方はさまざまです。心理カウンセラーとしては、その人その人に感情を安全に表現する場を提供し、その感情を共有するサポートを行うことが、トラウマを扱うことに役立ちます。

また、調整(バランス)と緊張緩和(リラックス)も必要です。
トラウマ体験によって、感情が過度に興奮しやすくなることがあります。感情を適切に扱うためには、感情の調整と緊張緩和のテクニックを学ぶことが役立ちます。AQUAMIXTで提供している「エネルギーマスターセッション」はそのひとつです。

もちろん、深呼吸や瞑想、ヨガなどのリラクゼーション法は、感情の安定化にいい影響を与えてくれます。

感情の役割を理解する

感情は私たちの生活において重要な役割を果たしています。

感情は警告機能を果たし、身体や心に何か問題があることを知らせてくれます。感情を無視するのではなく、感情が持つ意味と役割を理解することは、感情をより健康的に扱う手助けとなります。

それは、感情的に成熟したセラピストとともに行うことをオススメします。クライアントとともに感情の役割を分かちあい、感情を無視するのではなく受け入れることの大切さを実感して、活用している人にサポートを依頼することが大切です。

 

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