お金の問題はパートナーシップを磨く機会~パートナーと紡ぐ、スピリチュアルな学び第19回

僕たちが結婚して間もない頃、お金に関する価値観がお互いに違うということに気づきました。
僕は無駄使いをしないように必死に貯めようとする。
パートナーの寛子は人生を楽しむためにお金を使う。
旅行に行こうと言い出すのはいつも彼女。
そのような無駄使いをすると不機嫌になる僕。
彼女のお金の使い方を見ては、僕はせっかく貯めたお金を失うことに心の平安が破壊されるように感じていました。
僕が無駄使いせずに、お金を使うことを我慢している姿は彼女にとっては人生の楽しみを奪われているように感じていたようです。

パートナーシップはお互いがどう生きてきたか、感じてきたかといった
人生の歴史をたずさえて構築していくものだと感じています。

お互いのことを理解するために、お互いの過去を知り合ったとしても、
その過去に構築された価値観を理解するには、いろいろな人生でのトラブルが必要でした。
例えば、旅行に行くと大喧嘩をするのもその大切な機会だったのかもしれません。

お金に対する価値観は日常の至る所に潜んでいるので、その機会は共有することは容易にできます。
しかし、それを共有する意志があればのことで、面倒臭い・恥ずかしい・恰好が悪いとその機会をお互いに確認することなく過ぎ去りたい気持ちが当時の僕にはありました。
残念ながら、お互いがお金に関しても違う人生を歩んできたことを自覚する瞬間は襲ってきました。

日常的な買い物も、彼女はメニューありきで安売りやお買い得品を気にせずに生鮮物の買い出しをしていました。
僕の場合はお買い得の生鮮物によってメニューを考えますから、買い方の違いにも心がざわつきました。
無駄使いは悪いことと思っていた僕ですが、そもそも無駄使いの定義とは何なのだろう?とパートナーの寛子を見ながら思う日々でした。
節約、質素、我慢をすることが美徳と僕は母親から教えられていましたから、彼女の宵越しのお金は持たないといった(ように僕には見える)大胆な使い方にいつも驚いていました。

お金の使い方で不機嫌になるのはいつも僕でした。
無駄使いしないように我慢して不機嫌になり、大胆に使う彼女を見ては不機嫌になるというやっかいなお金に対する僕の価値観でした。
しかし、結果的に効果的にお金を使うのは、いつもパートナーの寛子でした。

効果的に使うという感覚、お金の活かし方という感覚を彼女を見て学習するようになりました。
いつまでも不機嫌なのも疲れたわけです。

彼女が買うバッグも物持ちも良く、日々の使い勝手も心地良いし、
彼女が興味を持つセミナーや勉強会に参加する姿勢は多くの知恵という資産のもとを創り出します。
旅行を通しての経験は僕の精神的な成長を促してくれました。
彼女の考え方は、自己投資が1番ハイリターンな投資というものでした。

当時セルフイメージの低かった僕は自分に投資するなんていう考え方がありませんでした。
今では、それが多くの人の助けになることが理解できて投資できる自分がいます。

当時の僕はお金を使うときは身を切られるような感覚がしました。
「身銭を切る」という表現の仕方がぴったりのお金の価値観でした。

性格も正反対だった僕たち夫婦でしたが、お金に対する価値観も正反対でした。
おかげで結婚して早々に、お金に関する価値観を夫婦ですり合わせする機会がやってきました。

「夫婦としての新しいお金の価値観を話し合う」という非常に面倒な作業をすることにしました。
それはとても面倒なものでした。
すり合わせの結果、資産を誰のものとするのではなく、夫婦をひとつの単位として考えて管理するという、とても多くのコミュニケーションを必要とする方法をとることにしました。

家事と仕事に関するすり合わせも行われました。
同じ「お金を稼ぐ」という性質の作業に変わりが無いということの再確認をしました。

お金に関してのコミュニケーションが増え、お互いに育ってきた環境を共有することが増えました。
ほんの小さなお金に関する出来事も、話し合ってみるとその価値観をすり合わせ、そして癒し合うことができました。

そしてそういったお金に関する価値観のお互いの癒しが更なる資産を生むことに繋がるようになりました。
口座は夫婦でひとつにするという方法にしました。
夫婦の収支という考え方になりました。

ですので、ひとつひとつコミュニケーションをしていきます。
お金をどのように使っていくのか、
そのお金は活かすにはどうしたらいいのか、
お金を支払ってくれた人たちに恩返しができるような使い方か、
価値のあるものに投資しているか…など、
お金を夫婦で管理するということは、新しいお金の価値観をすり合わせし続けることになりました。

面倒という理由で何度も先延ばしにしましたが、
お金の価値観をすり合わせることが生み出す資産の多さに驚いています。
それは夫婦のコミュニケーションが、そのまま豊かさに繋がっているという感覚です。

お金の問題は突き詰めるとコミュニケーションの問題なのだということに気づきました。
お互いのお金に対する価値観をお互い理解しあうことでいっそう豊かさの流れはやって来ました。

お金を使うこと、受け取ることに関しても感謝や喜びが増えました。
ほんの小さなお金に関する出来事でも、話し合うことで癒されることを知りました。

家事をしていても、それは「家族を運営していく」ひとつの事業のように感じることが増えました。
家政夫じゃないんだと不機嫌になることは少なくなりました。

不機嫌になるということにパワーを使っていた感情も、その大本を癒すことで、ゆとりが生まれ、そこからクリエイティブなものが生まれます。
そして、それは豊かさを引き寄せます。
お金の問題はふたりで解決するという姿勢と家族で創り出しているというチームワークが、お金を「パートナーシップを強くする協力者」にしてくれました。
お金に関する問題はパートナーシップを磨く機会ですね。

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2014/1/9 ココリラにて初掲載
癒しのポータルサイト「ココリラ」にて、過去5年間で全83回の長期連載を担当していました。
ココリラリニューアルにより過去記事が参照できなくなったため、当サイトに順次掲載していきます。

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