レタスを見て、多くの人の作業を感じる

潤治の徒然草

おはようございます。潤治です曇りP6020081.jpg
最近、レタスを見て思うことがあります。
スーパーマーケットで売られているレタスは結球している“玉レタス”、サニーレタスに代表される“リーフレタス”、ロメインレタスのような“コスレタス”です。リーフレタスのほうが歴史は長く、奈良時代には渡来していたといわれます。玉レタスは明治時代になってからだそうです。
(写真右は、ロメインレタスに生アーモンドソースで合えたサラダです。)
数週間まえまで、セロハンを巻いて売られていた玉レタスですが、
いつの間にか、裸のレタスをプラスチックの皿などにのせて販売されています。
これは、春レタスから夏秋レタスに産地が以降したことを物語っています。
愛知・茨城などの産地から、長野からの供給に移り変わりました。

皿もりして売られているレタスは、深夜、または早朝に収穫されたものが、関東圏内ではその日にお店に並んでいます。深夜、早朝に収穫してくれている人たちに感謝しながら、この季節の美味しいレタスをいただきます。


20代、スーパーマーケットで働いていた頃、レタスの産地が切り替わると作業が増えるので嫌でした…。平たいコンテナに8玉~10玉 のレタスが綺麗に並べてあって、それを売り場にひとつひとつ茎の部分をカッターでカットして並べていきます。
レタスのそのお尻の部分を切ると白い乳状の液体がじんわりと出てきます。それが名前の由来なのか、レタスの語源はラテン語の 「乳」 です。その乳状のものはサポニン様物質と呼ばれています。食欲を増進させ、肝臓や腎臓の機能を高める効果があると言われています。
美味しい玉レタスの選び方は、茎の部分が小さく、ぎっしり感のないものが美味しいです。成長しすぎていないほうが、甘くて苦味も少ないです。成長すると茎の部分が大きくなりますから。
ベジタリアンになる前、よく通ったお店に「サイゼリア」 があります。
レタスの美味しさは、また食べに行こうと思うくらいです。
こだわりがあって、サイゼリア専用農場から、気温があがらないうちの深夜、早朝に収穫され、そのまま、4℃ の状態の保冷トラックで運ばれます。
そして、加工してお店に運ばれ、4℃ を維持した状態でお店からサラダとして僕たちの前に出されるわけです。
野菜は、できるだけ低温で保存して、野菜自身の呼吸を抑えて休眠状態にしておくと鮮度が持ちやすいのです。サイゼリアのこの話を聞いて、さすがサイゼリアと思ったものです。
深夜に収穫されたレタスが低温で保冷されながら運ばれ、その日にスーパーマーケットに陳列されるという早業もこの流通方法が発達してから、可能になっています。
こうしたさまざまな人の作業を感じながら、レタスを有難くいただきます。
ひとつ100円ほどのレタス…、200円いや、もっと…、払っても惜しくないように思います。
レジで気持ちをのせて、支払いする潤治なのでした。
今日も美味しくレタスを食べましょう。
9月くらいまで、裸レタスが続きます。

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