怒りを上手に感じましょう

こんにちは、潤治です曇りFA176.jpg
先日、電車に乗っていたときのお話です。
電車の中で子供が騒いでいました。
“電車、退屈だもんね…” とぼんやりとその光景を見ていました。
すると、お母さんが、その子に少しボリュームの大きい声で
「うるさくするんじゃないよ! そんなことしていると××に連れて行かないよ!」
と叱るというよりも、怒っていました。
そして、僕のほうをチラッと見るのです。
“えっ、別に僕がその子を見ていたのは、
うるさいとか迷惑とか、そういうことではなく…共感していただけで…
なんか、逆にゴメンナサイ…” …みたいな気分でした…。
そのお母さんの怒り方は、子供だけではなく、お母さん自身を苦しめることになるだろうな…と感じます。その場はスッキリするかもしれませんが、本人の心が楽になることはないだろうと。
その感情はもともと、怒りではないからです。


寛子との夫婦喧嘩を通していつも学ばされることがあります。
それは、“怒りに隠された本当の気持ちを感じる” ということです。
寛子が僕をないがしろにするとき、僕は怒りを覚えます。
彼女はそんなつもりは全くありません。
ただ僕がそういう現実としてとらえるだけです。
僕の怒りに隠された本当の気持ちは…
“僕のこと、なさけないヤツだと思っている?”
“僕のこと、好きじゃないのかな? 寂しい…”
“僕が情けない男だと思われるのは傷つくな…”
そういう気持ちが隠されています。
それを表に出すことを怖れて、怒りという表現をしてしまいます。
それも自分が正しいとか、怒るための大義名分をつくりだして…。
抑圧された感情は、巧妙に表出します。
“自分には怒るにふさわしい理由がある…” といった具合に。
冒頭のお母さんは、きっと子育てや家事などにおわれ、
心に余裕がなかったのかもしれません。
その余裕のないときにたまたま子供が騒いでいる姿を見て、
親として恥ずかしいとか、周りから非難される目で見られるのが怖いとか、
子供が自分の思いどおりにならない不満などが、怒りとして表出してしまったに過ぎません。
ついつい、この“怒りで、本来の感情を隠してしまう”ことを僕はしがちです。
怒りという感情を味わうためには、ゆっくりとその場に起こっていることを見つめ、
なぜ、その行為や現象に怒りを覚えるのかを感じてみるといいかもしれません。
そうしていくと実は自分の過去の問題だったり、
感情を押し殺してしまっていることに起因したりと自分自身を見つめる機会になります。
不当に扱われる怖れ、劣等感、罪悪感、無価値感…
さまざまな気持ちを怒りの奥に感じられるかもしれません。
怒りを上手に味わい、感じつくすには、ほんの少しの洞察力が必要かもしれません。
“怒り” は自分自身を理解するために与えられるプレゼントです。


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